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中学受験に思うこと 

首都圏で小学生を育てている親ならば一度は悩むことがあるかもしれない、中学受験。
私ももれなくその渦に巻き込まれている。

私も夫も地方出身の公立進学校からの国立大、大学院卒の所謂、公教育真っしぐらで社会人になった。
国立大だったので、周りは同じような地方公立進学校からの受験組も多かったように思う。
もう20年前の話だが、それでも特に今社会で困った事になっているかというとそんなことは無い。

ではなぜ中学受験がここまで流行っているのか?

ここからは私の主観で書いているので、あくまで想像です。
私は地方出身なので、あくまで中学受験ができるのは首都圏のお話としておきます。

①公教育の不安

おそらく1番の親の心配事はここの部分が大きいように感じる。公立中学は荒れている。勉強の速度が遅い。先生の質が悪いなど。
私も公立中学から県立高校進学だったが、中学の勉強のペースはとにかく遅く、高校に入ってからの進度との差に唖然とした。もっと高校の内容を余裕のある中学時代に下ろしてくれたらよかったのに・・といつも思っていた。

一方で色んな人がいる環境での人間関係の構築という意味では鍛える環境にあると思う。子供時代は社会に出る練習の時期。色んな人と卒なくコミュニケーションが取れるスキルの練習はとても大事だと思う。
別に親友と呼べる友達が出来なくても、色々なタイプの人と関わったことがある経験は後々スキルとして効いている気がする。

②大学進学まで受験がない為、好きな事に専念できる

これは子供が何かやりたいことがある(部活や趣味など)場合の話になるかもしれない。無い場合は親が安心できる1つの材料になるはずだ。

③何となく、周りが受験するから

私は意外にこの部分が大きいのでは無いかと感じる。日本人特有の何となく周りも塾行ってるし。受験する人が増えてるしという環境が影響を与えているよに感じる。

中学受験の懐疑的な私が今考えていること

①燃え尽き症候群になるはず

これは自分の大学受験の経験からの想像だが、「合格」の目標に対して猛勉強した場合、ほぼ間違いなく燃え尽き症候群になるのでは?と感じる。
大学受験の場合はそれでも構わない(良くはない)が、中学校は入ってからが頑張り時なのに、また頑張って勉強するのは酷すぎるのでは?と個人的には思う。

②6年間続く環境と人間関係

高校で受験する場合は、3年毎に人間関係と環境が変わる事になる。
このメリットは大きいと個人的には思う。
今は変化の時代なので、ずっと同じ人間関係と環境よりかは、異なる環境に移る方が個人的には良いと思う。

③そもそもそんなにお金をかける必要性が疑問

とにかく金銭的な負担が凄すぎる。
塾を否定しているのではなく、塾のシステムは素晴らしいと思うが、あまりにも行き過ぎているのでは?と感じずにはいられない。

ダブルインカムでも一般的なサラリーマン家庭の場合、難しく無いですか?
そもそも皆さんどのようにやりくりしているのでしょう。聞くだけでも恐ろしい金額だったりするので疑問です。
それよりは、大学には奨学金なしで行かせるだけの余裕を残しておいて欲しいです。これは私の経験からですが・・

まとめ

中学受験熱は加熱の一方ですが、かなりマスコミの煽りを受けている気もします。
物価高で円安が続いているので、少しこの熱も落ち着いてくるのではないでしょうか。
私は今のところ、中学受験については懐疑的ですが、まだ渦中で悩んでいます。
子供の意思が一番ですが、おそらく何も考えていなさそうです・・
まだまだ悩んでいますが、今日はここまで。

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