見出し画像

「仕事以外に何かやってるよね」と最近よく言われるのでこの際全て説明してみる。

本日、こんな発表をさせて頂きました。

前々から本業とは別に何かやっていることは、周りの友人・知人に話してはいたのですが、人によっては「AWSの...」とか「DeepRacerの...」とか「JRの...」とかで説明があやふやになりがちでした(笑)

せっかくの機会なので、Deep4Drive(←こういう名前で活動しています)というものが何者かを紐解きつつ、先ほどの法人化の経緯も含めて諸々書き記したいと思います。


■ Deep4Driveについて

画像1

いきなり結論ですが、Deep4Driveをざっくり定義するとこんな感じです。

モビリティに関連したプロダクト・サービスを作る・社会実装する・遊ぶコミュニティ(有志団体)

有志団体は、流行言葉で言うところの「サロン」に近いでしょうか。要するに、会社のような法人格を作らず、各メンバーがボランティアベースで活動に参加しています。

活動といっても幅広く、モビリティに関する情報交換や議論をライトにする「コミュニティメンバー」から、これから紹介するプロジェクトにがっつりコミットしている「プロジェクトメンバー」まで、関わり方は様々です。2020年1月現在、合計約45名のメンバーがDeep4Driveに在籍しています。

ここからは自分視点で、Deep4Driveの取り組みを紹介していきます。


■ Deep4Driveにジョイン + AWS DeepRacer Projectのサポート

2018年12月に、AWS社が発表した自動運転ラジコンカー「AWS DeepRacer(以下DeepRacer)」及びこちらのラジコンカーを用いた「AWS DeepRacer League(以下DeepRacer League)」という世界大会の開催が発表されました。

その時、Deep4Drive代表を務める阿蘓が、当時NewsPicksでDeepRacer Leagueのチームメンバーを募ったのが、Deep4Driveが生まれるきっかけとなりました。

画像2

その時の様子を綴った阿蘓のnoteはこちら
https://note.com/masayaaso/n/nb50a24438e0b

ちなみに僕自身は、この投稿を見て参加したわけではなく、イギリス留学時代からの友人わたぽんからの誘いを受けたのがきっかけです笑

「モータースポーツ」とか「モビリティ」にいづれは関わりたいと考えていた中で、DeepRacerというお題目は自分の興味にジャストミートでした。また、「世界一を目指す」というデカい目標を掲げる阿蘓さん個人に興味がわき、「今の会社辞めるわけじゃないし、とりあえずやってみるかー」という気持ちでDeep4Driveにジョインすることとなりました。この時、2019年1月。メンバーは11名程在籍していました。

ひとまずの第一関門であった、AWS Summit Tokyo(DeepRacer Leagueの日本大会)にて4位、また11月に開催されたバーチャルリーグでは9位(2,000人中)にランクインしました。

AWS Summit Tokyo出場後に執筆したnote

自分はDeep4Driveのコミュニティマネジメントとして、Deep4DriveのPRやオウンドメディア管理やクラウドファンディングの担当していました。AWS Summit Tokyoでの4位獲得以降、クラスメソッドさんからのスポンサー提供があり、マネジメントとしての活動も順調に加速しました。Deep4DriveがDeepRacerのチームとして認知される実感が確実にありました。

それを考えると、好成績を残してくださったエンジニアの皆さまには本当に尊敬の念しかありません。

そんな中、DeepRacerに関わっていく中で、漠然と、「自動運転に限らず、モビリティというテーマで横断的に活動することが本質的なのではないか」「自分たちでゼロからイチを生み出すことで、モビリティで社会にインパクトを与えるサービスを生み出す経験がしてみたい」と思うようになっていました。


■  NewHere Projectの陣頭指揮をとる

先述した、「自動運転からモビリティ」「ゼロイチでサービス生み出す経験を」という思いは、「NewHere Project 第二弾」というサービス開発支援プログラムへの参加を通じて実現していくこととなりました。

「NewHere Project」とは、JR東日本・ロフトワーク・モビリティ変革コンソーシアムからの支援を受け、アイデアをゼロから創り出し、社会実装させようという取り組みです。まさにピッタリの企画でした。

この応募の前から、Deep4Driveとして次やるべきテーマは「電車」だと常々考えていました。なぜなら、自動運転がこれから普及しつつある中で、日本人の足を支えてきた「電車」というものにも、取り組むべき余地があるのではないか。「電車」にこそ、日本という国で活きるモビリティのかたちもあるのではないか、漠然と考えていたからです。

そのため、Deep4Driveでは、「通勤電車」というテーマのもとにアイデアのプロトタイピングを行うことになりました。

自分はNewHere Projectのリーダー兼ビジネスサイドとして、アイデアのビジネス・サービスデザインやプロジェクト管理を行っています。既存サービスの課題や自分が日々感じているペインを基に、「通勤電車」から起こる混雑をどうアップデートできるか、を今は考えています。また何より、このプロジェクトを通じて、JR東日本の関係者をはじめ、モビリティ界隈で活躍する著名な方にお会いできたのは、自分にとって何よりの刺激でした。

こんなイベントに登壇させて頂いたことも

(このプロジェクトに関連した大きな発表が明日あります。お楽しみに。)


■ なぜ一般社団法人化したのか

再掲ですが、2020年1月15日に、一般社団法人Deep4Drive MI Hubを設立しました。正確には、Deep4Driveのマネジメント部門をスピンオフさせ、一般社団法人化しています。

法人化した理由は一言で言うと、「プロジェクトの数・規模が拡大していくにあたり、お金のやり取りが発生したから」です笑。法人用の銀行口座を持っておかないと、色々と面倒になってきているのが現状ということです。

ではなぜ株式会社とせず、非営利を目的とする、一般社団法人としているのか。

Deep4Driveでは、「モビリティの未来を、オープンイノベーションで」という理念を掲げています。代表の阿蘓が自動車関連メーカーに勤めている経験から、大学・会社の枠を超え、エンジニアたちが作りたいものを具現化していくことがモビリティへの本当の貢献になるという思いが込められています。例えば、Deep4Driveの会議ではものごとを決める際、「どの選択がエンジニアにとって一番魅力的か・取り組みたいか」という判断基準がまず一番に求められます。

画像3

当時のSlackでのやり取り

言い換えると、エンジニアドリブンで生み出すプロダクト・サービスに対し、企業・団体からいかに支援を募れるか、同時にいかに支援者へ還元し実装させ、社会へ付加価値を見出せるかという目的のもと、一般社団法人を設立させたということです。

画像4

要するにこんな感じ


■ 最後に

DeepRacerからはじまったDeep4Driveも、1年間活動してようやくそれらしい団体へと成長したと思います。これはひとえに、代表の阿蘓をはじめ、エンジニアの皆さまの情熱で支えられているといっても過言ではありません。

現在3つのプロジェクトが走っていますが、「モビリティ」というからには、まだまだプロジェクトの数は足りないと思っています。できれば10個くらいのテーマを同時並行で、かつ非連続的にプロダクトやサービスを創出できる団体へ育てるお手伝いしていく所存です。

最後に、モビリティに興味がある人、モビリティ業界で何かインパクトを与えたいと思っている人、何か自分でプロダクトやサービスを作りたいけどそんな機会もなくエネルギーをため込んでいる人、ぜひDeep4Driveにジョインしてみてください。コミュニティなので、出るのも入るのも自由です!

bot化しているけど、Twitterもフォローしてください。

(明日もnote投稿します)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?