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次、迎える犬は前と違う犬の方がペットロスは軽い?同じ犬の方がいい?ルンカのえげつない話。

こんにちは、犬雑貨ルンカの戸田です。このタイトルは、お客様からのご相談であったことです。愛犬が亡くなって久しい、新しく迎えたい…。でも、前と同じ犬がいいかな?それとも違う犬の方がいいかな?そんな悩みにお答えしていきます。

結論、どっちでもいいです。

おい、もう結論かよ!と思われそうですが(笑)前の犬と同じ犬種にすると、重ねてしまってその違いが許せないとか、悲しいのを思い出してしまう、とか。

そういうことをよく聞きます。これは私の体験談。同じ犬種だろうが、違う犬種だろうが、前の犬と比較してしまうのは、「お迎えするタイミングじゃなかった」だけなんです。

私は20才の時、人生初の犬、ミニチュアダックスのさくらを迎えましたが5才で病気で亡くなりました。毎日毎日泣いて暮らしていました。そして、四十九日を終えたタイミングで、ダックスとミニチュアピンシャーのミックス犬・めいを迎えました。

半分ダックスとはいえ、ミニピンの血をひいためい。ロングダックス特有のふわふわした毛と違って、短毛で耳もピン!見た目も性格も全然違うのに、さくらと比べて「違う」「私の求めてる犬じゃない」と泣いた日もありました。

今、7才のミニピン・ひなと9ヶ月のイタグレ・ねずと暮らしています。ひなは、めいと同じ色(レッド)で大きさも雰囲気も少し似ています。でも、「めいと違って」と比較することはありません。

あなたはスペシャリストかもしれませんよ?

その一方で同じ犬種じゃないと生きていけないという方もいます(特にシュナウザー)。それはそれでいいと思います。というのは、その犬種のスペシャリストだからです。

ひなは保護犬。保護主さんの先住犬にヤキモチを妬いて、保護しきれなくなって「ミニピン飼ってる人はいませんか?預かってください」という経緯でうちにきました。ミニピンは、見た目はとっても可愛いですが、悪魔のような側面もあります。(だが、しかしそこがいい)激しく吠えたり、運動量も多く、飼い主以外に懐こうともしません。(だが、しかしそこがいい)

保護犬サイトでミニピンを検索すると条件に「ミニピン経験がある人」と明記されていることもよくあります。また、短毛特有のケアも必要(だが、しかしそこがいい)。ひなが我が家に来た日、ケージにヒーターや毛布を入れていたら、保護主さんもびっくりしていました。

逆に私がプードルやポメラニアンを飼育するのは抵抗があります。ダックスのさくらのペットサロン通いも面倒だった私には、もう短毛しか飼えないと思います。

また、飼育経験があるからこそ、病気の予測やケアがしやすいのもあります。だから、違う犬種を飼うことだけが正解ではありません。

前の子が紹介してくれたこの子はなんで?

百貨店に期間限定出店してた時のことです。「亡くなったうちの子に似てる」と涙をこぼしながら、柴犬のキーホルダーを買ってくださったお客様がいました。自分はもう歳だから、犬を迎えられない、とても寂しいとのこと。そこで、飼い主を探している犬(保護犬)の話をしました。シニアの子ならお迎えできるかもしれない、まずは譲渡会に行ってみては?と。すると、その次の出店にも来てくれて、譲渡会について調べたと。その次は譲渡会に行ってみた、そしてついに出会って迎えたと。

さらにこうおっしゃいました。「その子はね、前の子と同じ病気なのよ。だから、飼い主が見つからなかったの。だけど、この病気は前の子でケアしてきた。あげるべき薬も量も覚えている。あの子がね、ママ、この子を自分と同じように大事にしてあげてって言ってる気がするの。だから、私、もう一度頑張るわ!」と満面の笑顔で。

このお客様とは、「縁がある子はきっと、前の子がお空で探しているから、その時が楽しみですね」と話していました。前の子がまさか同じ病気の子を連れてくるとは思わず、ちょっとびっくり。一生懸命に向き合おうと目をキラキラ輝かせている飼い主さんを見ていたら、「そうだよね、あなた(お空にいる子)が紹介した子、間違ってない。絶対にどっちも幸せになるね」って思いました。

実は犬種の違いは些細なこと。ちなみに我が家がイタグレを迎えたのは、夫が「この犬(ねず)がほしい、実は前からイタグレに憧れてた」という理由(笑)。イタグレは運動量も多く、(ひなに比べると)大きな体なので到底我が家では飼育は無理と思っていました。動物病院の先生にも「戸田さんにはイタグレは無理」と言われていました。その中で、小さなイタグレ・ねずに出会い、検討をスタート。そこから1ヶ月悩んで、●日までにこの子が飼い主決まらなかったら迎えようと決めました。すると、ねず…まだいました。

もし、あなたが犬種の違いでお迎えを悩んだら、それはもしかしたらお迎えするタイミングじゃないのかもしれません。「この犬がほしい」と思えるときがそのタイミング。それまで、先代犬がどんな子に縁を結んでくれるのか、楽しみに待っていてくださいね。

ルンカ

https://www.rumka.net/



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