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みんなで楽しむ第45回世田谷区たまがわ花火大会2023

多摩川花火大会は、二子橋付近の多摩川河川敷にて開催される花火大会です。
川を挟んで「世田谷区たまがわ花火大会」と「川崎市制記念多摩川花火大会」の二ヶ所で開催されます。

2023年は10月21日(土)に開催されました。
打ち上げ時間は約60分。約6000発。
毎年異なったテーマが設定されており、今年は
「未来の光 For the future mile 」

花火大会は夏の風物詩というイメージが強いです。
開催の由来が、鎮魂や慰霊と言った意味合いが多く、お盆の頃に
開催される大会が多いからでしょう。
たまがわ花火大会も以前は8月のお盆あたりに開催されていました。
それが落雷が発生したために平成30年から気候の安定した今の時期の開催へと変更となったようです。

今年は4年ぶりの開催。
13時ごろ到着しましたが、すでに会場には案内の人が立っており、混雑緩和のために河川敷への誘導路はぐるりと遠回りするコースに整えられていました。駅に近い都内の花火大会は大勢の人が集まるので、そのための準備です。準備万端。河川敷も綺麗に草刈りされていました。芝を痛めないよう場所取りも紐とペットボトルを使用するようにと、工夫されています。

私たちは、近くに住む写友が朝のうちに場所取りをしてくれていました。
現地に到着したら、さっそく集まった仲間で宴会開始。
友人が持参したアウトドア用のテーブルを使って撮影。
こんな風にテーブルがあると外での食事がさらに美味しく感じます。
折りたたみ式のアウトドア用のテーブルは、こんな時にあるととても便利です。
10月も半ばを過ぎたのに、暑いぐらいの日差しでした。広々とした河川敷で秋の空気を楽しみながら、飲んだり食べたり、写真談義の時間。

ステージでは明るいうちからオープニングイベントが始まりました。

プログラムには、駒沢大学の吹奏楽部や、アカペラサークル、和太鼓や合唱団などの名前が……。
生演奏のBGMを聴きながら、おしゃべりは続きます。

二子玉川のエリアはお店も多く、我々のグループはあらかじめ調達してきた食材で宴会をスタートさせました。ふと、隣を見ると、お隣のご夫婦はものすごく手のこんだお重を持参。
こういった特別な日のイベントに向けて、気合を入れてお料理をするのも良い思い出になりますね。

焼き鳥屋さんで焼いてもらったばかりの焼き鳥。


秋の日はつるべ落とし。
陽が暮れると急激に気温が低下しました。
日中はあんなに日差しが強く、暑いくらいだったのに……。

薄着だと寒いくらいです。
さらに追い討ちをかけるようにパラパラと雨も降ってきました。
急激な気温の変化は秋の花火大会の注意点です。

こういう時にあると便利なのが厚手の90ℓのゴミ袋。
そのまま荷物を濡れないようにしまったり、お尻の下にひいたり、三脚に被せてカメラを守ったり……。あるいは自分が被って風や雨を凌いだり、と、いろいろな用途に使えて重宝します。
花火大会だけでなく、ピクニックや屋外でのイベントに参加する時にはいざという時に便利ですので、バッグに一枚入れておいてみてくださいね。

さぁいよいよ始まりました。
この花火大会の煙火店は静岡のイケブンさん。

陽が暮れて急に吹き出した強い風。
花火が流されます。
花火大会は、お天気の状態がとても大切。


まったくの無風だと花火の煙幕であたりが真っ白になってしまい、次の花火が見えません。逆に、今回のように強風だと花火があっという間に吹き流しのようになったり、打ち上げ自体ができなくなったりします。


近年は気象現象が激しく、ゲリラ豪雨や急な雷雨など真夏は天気が急変しやすいので、天候の安定する10月に開催する花火大会がもっと増えるかもしれません。


打ち上げは約1時間でした。
今回の花火大会で印象的だったのはフィナーレの後。
冠菊(星が光を放ちながら地上まで垂れ下がるように尾をひく花火)が丸く広がって流れ落ち、わーっと歓声が上がりました。そしてみんなが立ち上がって、それぞれがスマホライトを点灯して振ります。花火師さんへ「今日はありがとう」と伝えるためです。
ここまでは最近の花火大会によくあるエンディング。
ところがここからが異なりました。
予期せぬアンコール花火が上がったのです。
夜空いっぱいにスマイルマークの花が開きました。そして連続してカラフルな花火たちがこれでもか!と夜空に開きました。

みんな、笑顔に。
今回の花火大会のテーマを思い出しました。

未来へ。

コロナから復活して4年ぶりの花火大会。

空を見上げ、上をむいて笑顔で未来へ進もう。

そんなメッセージが伝わったと思います。



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