見出し画像

幼稚園の先生だったわたしが、Web業界に入るまで

noteをはじめて少し経ち、今更かなぁと思いつつなのですが、幼稚園の先生から実務未経験でコーダー兼デザイナーとして働くことになるまでの流れを書いていこうと思います。

幼稚園の先生から未経験でデザイン制作会社に入社。
入社1年半ほど(今年の春)で退社し、今は一時的に無職。秋頃入社という条件で、Web制作会社のコーディング業務込みのデザイナーとして内定をいただいています。

実際に未経験からの転職を経験した私の「もっとこうしたら」も書いていきますので、Web制作を仕事にしたい方にとっての、ひとつの参考になれば幸いです。



幼稚園の先生時代

学生時代に保育を学び、そのまま幼稚園の先生に。4年間担任として働き、2園を経験しました。
社会人2年目(当時24歳)の時にHTMLに触れる機会があり、HTML・CSSが楽しくてWeb業界に興味を持ちました。

1園目を退社した時にWeb業界に入りたかったのですが、コロナの影響でロックダウン中&あまりにも経験がなさすぎてハードルが高く、挫折。
2園目で正社員として働きながら、独学ののちスクールでコーディングを中心に勉強を続けました。




この業界に入ったばかりの時に身に沁みたのは、独学よりもスクールよりも、結局実務がいちばん成長できて身になるということ。
ツールの使い方やコーディングの基礎を集中して学び、アルバイトでもいいから、とにかくコーダー又はデザイナーとして現場を経験するのも良かったのかな、と今なら思います。

幼稚園の先生時代に学んだことは今でも宝物で、人としての大切な基盤になっています。


幼稚園の先生とオンラインスクールの両立

当時Web系のスクールが乱立していた時代で、オンラインスクールの内容は独学でも学べる!という声がちらほら上がっていました。

当時26歳。26歳なりに、30代までに少しでもキャリアを!と焦っていて、職業柄、拘束時間が長く勉強時間の確保に限度がある状況でした。
独学で模索して時間を消費するくらいだったら、お金をかけてでも近道をしたい。ということで、オンラインスクールで勉強をしながら幼稚園の先生として働くことにしました。


デザイナー・コーダーを絞れないまま転職活動へ

私が登録したのはコーディングもデザイン(主にツールの使い方)も学ぶことができるスクールでした。幼稚園の先生は、カリキュラム終了間近というところで年度末を迎え、退職。
当初から「コーディング楽しい!」「デザインもできるようになりたい!」という気持ちでした。学んでいくうちに絞れるかと思いきや、絞れないままカリキュラムが終了。
言い換えれば「どちらにも意欲がある」ということを強みにしちゃえ!と、転職活動を開始しました。




今改めて振り返ると、コーディングがベースでデザインもできるようになりたい、という転職活動は、私に合っていたように思います。

学び方や環境などにもよりますが、デザイナーは入社してから独り立ちまでにかなり時間が必要な場合が多いです。入社してすぐは先輩からのフィードバックがあるはずなので、しばらくは「自分+先輩チェック」と、結構な時間的コストがかかります。
コーダーは(入社前の学習レベルにもよりますが)LPやサイトの一部コーディングなどで、入社して割と早い段階で売上に貢献できます。コーダーもチェックがありますが、デザインに比べると戻しが少ないですし「社内で更新しやすくするために、次からこうしてね」で済む場合もあります。
※あくまでも私の経験に基づいた個人的な考えです

よって、デザイナーはコーダーより採用側も慎重になる傾向がある気がするので、未経験からデザイナー1本で転職活動をするとなると、私の場合難航していたと思います。

幼稚園の先生時代(毎日ではないですが)平日は2時間前後。土日祝日は8〜10時間ほど勉強していました。


デザイン制作会社のコーダーとして採用

本来片っ端から応募すべきだと思うのですが、なぜか厳選して応募。
ときめく会社に応募する。絞る代わりに、1社に対して高い熱量で面談や試験に取り組むスタイルです。生意気ですね。
「独学とスクールで、コーディングを学びました。デザインにも興味があり、将来的にはどちらもできるようになりたいです!とにかく御社が素敵だと思ったので、御社で働きたいんです!」と、社長もドン引きの熱量で面談。

結果、1社目で正社員として採用していただくことになりました。
デザイナー枠で応募しましたが、コーディングについてもゴリ押しして、なんとか採用。最初はコーディング中心で、慣れてきたらデザイン業務も少しずつ学んでいこうね、と言っていただきました。




面談中、デザイナー採用の雲行きが怪しかったので、コーディングも勉強していてAdobeソフトは操作ができるということや、コーダーとしても成長していきたいと思っていると伝えて、コーダーの方向性にシフトチェンジ。

入社後に話を聞いたところ、ポテンシャル採用だったとのこと。もし私にコーディングスキルがなかったとしたら、不採用になっていたようです。危ない。


***


以上が、私のWeb業界に転職するまでの流れです。
未経験だと、よっぽど突き詰めて技術を習得しない限りは基本ポテンシャル採用だと思います。

今回の私のパターンのようにコーディング×デザインでもいいですし、デザイン×撮影、コーディング×マーケティング…など、強みや興味の幅が多い方が本気度が伝わりやすく、面談まで辿り着ける可能性がより上がると感じています。

勉強し始めて3年半、入社してから1年半。

よく見かける広告のように楽して稼げるわけでもないし、私もまだまだ学び足りないことが山ほどあって、きっと何年経っても勉強し続けることになると思います。もちろん、しんどい時も思うようにできなくて悔しい時もあります。でも、私はWeb制作という仕事がずっと楽しいし、大好きです。

まだまだこれからな私ですが、Web制作がしたくて憧れていた頃の私のように、本気でweb業界目指してる!という誰かの参考になれば、また、少しでも後押しになっていたら嬉しいです。

入社後の業務内容や、実際に働いた上で感じたことについては、また後日投稿する予定ですので、そちらもぜひ見てみてくださいね。


この記事が参加している募集

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?