心的外傷後ストレス障害(PTSD)

強い精神的ストレスの後、少し時間がたってから6ヶ月以内に急性ストレス障害でみられるような特異な症状が出現してくる場合に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断される。

症状の特徴

精神的にショックな経験の情景を、突然に当時の感情と身体感覚を伴って再体験することが特徴とされている。苦痛な体験を繰り返してしまうため、気分が落ち込み、イライラしたり、怒りっぽくなる傾向がある。
苦痛から逃れる為にアルコールなどの乱用に走りやすくなってしまうこともある。

・不安や落ち着きのなさ
・不眠
・頭痛
・食欲減退

など多彩な身体症状が長期的に訴えられる。
また、外傷体験は人間の生きている基盤を根本的に揺るがす体験である為、無気力感や不信感や怒りなど、様々な感情が入り混じり混乱してしまう場合がある。

まずは医療機関にリファーする

PTSDの可能性が考えられるクライエントが来談した場合にはまずは医療機関にリファーする。

医療機関からカウンセリングの許可がおりれば、「あなたは一人ぼっちではない、あなたを支えてくれる人はいる」というのを伝えつつ、守られる安心感や安全感を取り戻せるように関わる。

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