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思い込んでいたことが、違うとわかった偶然

マンションの前の梅と思っていた木に、実が大きくなっていて。
ゴルフボールくらいで、触るとすごく硬い。
どうみても梅の実じゃないみたい。。
うーん🧐
どうも、スモモと掛け合わせたようなんです。
なんだか、とても逞しい。

とFaceBookにアップしていたら、一言「木瓜ですね!」とコメントが。
あーっと思って調べたら、木瓜(ぼけ)とは、まさにその通りの花木の姿。
知ったかぶりには注意注意と思いつつも、勘違いしていたから考えたり知れたこともあったりして、それもいいかもとも思いました。

最近、色々繋がったり、考えることが寄り道したくなるのを、素直に感じて行動しようと思っていますが、今読んでいる本がなかなか読み進みません。

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白洲正子の『明恵上人』が一向に読み進まないというか、途中途中に思うことや他所に向かって考えたくなることが多くて(楽しくて)、まだ32ページまでしか行っていない。(先日読んだ『テスト氏』はそんな寄り道したくなることが一切なかったのに)

29ページ目に、72歳の西行が神護寺で物語した[我が歌をよむは・・・]を、18歳の明恵が聞いていたことが書かれているのですが、それが最近ゆるゆるとやっている連句の会で時折でてくる芭蕉の言葉とも繋がって、激しく脱線しています。

連句では32句を何人かで繋いで一巻きをつくりあげますが、つなぐ人(付句をする人)はその都度3つの候補句を出します。そして、その3つの候補の中から一句が選ばれるのですが、一体何通りの可能性があったのだろうと気になって計算してみました。

3の31乗なんて、とても手では計算できないので、「3の31乗」と検索してみたら、翻訳や文字数カウントのように、ちゃんと「べき乗・累乗」を計算してくれるサイトがありまして、それによると、3の31乗=617,673,396,283,947。

こんなに長い数字の(桁の)読み方がわからないので、「617,673,396,283,947の読み方」でGoogle検索してみたら、「検索条件と十分に一致する結果が見つかりません。」といいつつも、「エヴァンゲリオン新劇場版「Q」で冬月先生が「31手先で君の詰みだ」と言ってますが、31手先まで読むことは可能ですか?」
というYahoo知恵袋が検索結果に出てきました。
そこに、この「617,673,396,283,947」がぴったりヒットしたようです。
それによると、
「一手当たり3手候補手があるとして3^31= 617,673,396,283,947
600兆読まなきゃいけないのでやっぱむりです」と。

ああ、連句は617兆通りの中から1つ生まれていくんだと、ものすごく感動してしまい、こんな大きな数のこと考えたことがあまりないと、また気になって「数の単位」で検索したら、「【日本語メモ】数字単位「無量大数」の先は? - 産経ニュース」という記事がでてきました。

「無量」って仏教いぽいとおもって、読んでみたら、6歳の息子が数の単位を覚えるのに夢中になっていることを織り交ぜながら、「無量大数は1の後に0がなんと68個も並ぶ。0の数に圧倒されながらも息子はご満悦だが、実はまだその先がある。仏教の経典「華厳経」は無量大数より大きな単位を定義している。」と。

ああ、ここで、華厳が。。
華厳は、森羅万象の秘密に、可能性の組合せの数で迫ろうとしていたのでしょうか。

明恵は華厳宗と密教を組み合わせた人。
ここで、くるりと回ってしまった。

昨日、梅と思い込んでいた木が木瓜とわかったことも、
もしも・・・だったらと思うと、すごいことだと。

ほんとうは木瓜だった赤い五弁の花。

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<2021.6.12 追記>

なんとしたことか、連句の句の数は「歌仙」という形式で36句でした。
ここでも間違った思い込みが・・・。
ああ。これは木瓜のいたずらかも。

なので、組合せの数は3の35乗
 50,031,545,098,999,707
これを4桁ずつに区切って
 5,0031,5450,9899,9707

すなわち 5京31兆5450億9899万9707 通り。でした。


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