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6月18日、誕生花は桜桃【#誕生花短歌】

詠みます。

 夕涼み
 肩の重みも愛おしい
 寝息小さく可憐な恋人

解説。

 6月18日の誕生花のひとつ、サクランボ
 ヨーロッパ東部からアジア西部を原産とする、バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹であるミザクラ類の果実を指します。

 サクランボは有史以前から食べられていたとされています。
 セイヨウミザクラ(甘果桜桃《かんかおうとう》、"Prunus avium" )はイラン北部からヨーロッパ西部にかけて、スミミザクラ(酸果桜桃《さんかおうとう》、Prunus cerasus)はアジア西部のトルコ辺りが原産地となっています。
 この原産地の推定は、1世紀の古代ローマの博物学者プリニウスが著書博物誌に書いた説明に基づいているとか。
 古代ローマの執政官ルクッルスが第三次ミトリダテス戦争で黒海南岸のケラソス(Kerasos、現在のギレスン (Giresun) )近くに駐屯した際、サクランボの木を見つけてローマに持ち帰ったということがきっかけであり、サクランボの木が属するサクラ亜属の学名 "Cerasus" は、この街・ケラソスのラテン語表記です。
 ただし、このケラソスという街の名前がサクランボに由来するという逆の説もあります。

 ちなみに、木を桜桃、果実をサクランボと、それぞれ呼び分ける場合があります。
 生産者は基本的に桜桃と呼ぶことが多く、商品化され店頭に並んだ果実をサクランボと呼ぶとか。
 サクランボは、桜の実という意味の「桜の坊」の「の」が撥音便となり、語末が短母音化した(さくらのぼう → さくらんぼう → さくらんぼ)と考えられています。

 サクランボの花言葉は「善良な恋人」「小さな恋人」「上品」「あなたに真実の心を捧げる」など。

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