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7月24日、誕生花は延齢草 【#note短歌部】

 どもです、御子柴です。
 GoTo? 知らない子ですね……。
 ……ということで今日も #誕生花短歌 です。



詠みます。

青雲にさゆらぎて立つ延齢草
さやかな光 浴びて微笑む



解説。

 7月24日の誕生花のひとつ、エンレイソウ。漢字で書けば延齢草。
 ユリ科の植物です。

 花が3つに、葉3つ。葉っぱと比べて花がものすごく小さなことが特徴です。
 エンレイソウ属の学名は Trillium なので、まさにそのものを表している感じです。

 エンレイソウは日本各地の低地や山林のやや湿った場所に生えます。
 その根は胃腸薬や催吐剤として使われる薬草とされていますが、サポニンなどを含み有毒ですので注意。

 ちなみに、北海道大学ではサークルとか機関誌、施設の名前に「エンレイソウ」をよく使っています。
 大学の校章もエンレイソウがモチーフですが、こちらは「オオバナノエンレイソウ」というちょっと違う種類のものです。その名前の通り、花の部分がふつうのエンレイソウよりも大きくなっているのが特徴です。



 そんなエンレイソウ、花言葉は「奥ゆかしい美しさ」、「叡智」。

 今回の短歌は、北海道大学の学生寮である恵迪寮《けいてきりょう》の寮歌である『都ぞ弥生』の歌詞を引用しています。

牧場(まきば)の若草陽炎燃えて 森には桂の新緑萠(きざ)し
雲ゆく雲雀に延齢草の 真白(ましろ)の花影さゆらぎて立つ
今こそ溢れぬ清和の陽光(ひかり) 小河の潯(ほとり)をさまよひゆけば
うつくしからずや咲く水芭蕉
春の日の この北の国幸多し

 

 



いつもの ** #広報活動 **

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