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3月13日、誕生花は碇草【#誕生花短歌】

詠みます。

 束の間の別離
 旅立つ背に触れる
 今だけ君を離したくない

解説。

 3月13日の誕生花のひとつ、イカリソウ
 日本の、とくに中部地方以北の本州を原産とする、メギ科イカリソウ属の多年草です。

 学名 "Epimedium"(エピメディウム)は、"Media" つまり「古代のメディア王国」の名に由来するといわれます。
 和名の「碇草《いかりそう》・錨草《いかりそう》」は、細長い距を四方に伸ばす花姿が、船のいかりに似ていることに由来します。
 茎の先が3本の葉柄に分かれ、さらにそのそれぞれに3枚の小葉がつくため、三枝九葉草《さんしくようそう》の別名もあります。
 地方によって、カグラバナとかヨメトリグサとも呼ばれるとのこと。
 英語では "Large Flowered Barrenwort" や "Bishop’s Hat" などと呼ばれます。

 なお、全草は淫羊霍《いんようかく》(正確には「淫羊藿」と表記)という生薬で、精力剤として有名だそうです。
 名は、――身も蓋もないんですが、ヒツジがこれを食べて精力絶倫になったという伝説によります。

 イカリソウの花言葉は「君を離さない」「旅立ち」など。
「旅立ち」は、船のいかりを引き上げているような花姿から船出をあらわすものになったといわれます。
「君を離さない」は、船を一定の位置に固定するいかりにちなむともいわれます。

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