3月18日、誕生花は花水木【#誕生花短歌】

詠みます。

　春の空押し上げるほどの想い告げ
　薄紅色の未来を誓う

解説。

　――百年続きますように、ってことです。

　3月18日の誕生花のひとつ、ハナミズキ。
　北米東部からメキシコ北東部を原産とする、ミズキ科サンシュユ属（ヤマホウシ属）の高木になります。

　観賞の対象となっている花は、本来の花弁ではなく「総苞片」という花のつけ根の葉の部分になります。
　そのため観賞期間も長く、秋の紅葉や赤熟した果実なども楽しめるなどの理由から、街路樹や公園木のほか、個人庭園のシンボルツリー、景観木としても広く利用されています。

　和名の「花水木《はなみずき》）」は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来します。
　英語では "Dogwood"（犬の木）。
　これは、樹皮の煮汁が犬の皮膚病治療に使用されたことに由来するともいわれます。
　別名に「アメリカヤマボウシ」というものがありますが、こちらはアメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることに由来します。

　ハナミズキの花言葉は「永続性」「返礼」「逆境にも耐える愛」「華やかな恋」「私の想いを受けて下さい」など。
　この中でも「返礼」については、1912年に東京市長が米国へサクラを寄贈した際、そのお返しとしてハナミズキが日本に贈られたことに由来するとのこと。
「永続性」は上にも書いたとおり、観賞期間が長いことが理由だと思われます。

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