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6月4日、誕生花は禅庭花【#誕生花短歌】

詠みます。

 高原に揺らぐ
 禅庭花の命
 ただ穏やかに心憩わす

解説。

 6月4日の誕生花のひとつ、ニッコウキスゲ
 極東アジアを原産とする、ススキノキ科ワスレグサ属の多年草です。

 学名 "Hemerocallis"(ヘメロカリス)は、ギリシア語で「1日」を意味する "hemera" と「美」を意味する "callos" を語源としていて、これは美しい花が1日でしぼむことに由来します。
 正式な和名は表題のとおり「禅庭花《ぜんていか》」と言います。
 ですが、栃木県日光地方(戦場ヶ原や霧降高原)に多く自生していることから「日光黄菅《にっこうきすげ》」の別名が広く知られています。
 なお、この花は日光地方の固有種というわけではなく、日本各地に分布し、日光地方の他には尾瀬ヶ原や長野県霧ヶ峰の群落に分布するものが有名です。
 ちなみに「禅庭花」の名は、この花が自生する戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てたことにちなみます。

 ゼンテイカの花言葉は「日々あらたに」「心安らぐ人」など。
「日々あらたに」は学名の由来と同じく、ニッコウキスゲが朝方に開花し、夕方にはしぼんでしまう一日花であることにちなみます。

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