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はるるん、海を渡る

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重症心身障害児として生まれ、盲目で車椅子が必須のハルが、家族とともにどこへでも出かけ、登山にも海にも行き、そうしてついに、家族と一緒に海を越えてインドにやってきた。インドでの彼女…
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#子連れ

“Fun”タスティック Tamana

“Fun”タスティック Tamana

ここまでTamanaのトレーニングや教育を中心に少しずつ紹介してきたが、ハルが通う早期教育の教室には、たくさんのお楽しみ的な催しがある。

盛大に祝うバースデー通い始めて2日目のこと、突如ランチタイムに「今日はバラの6歳の誕生日だから誕生日会をやるのよ」と言われて席につくと、豪華なミニオンのケーキやスパイシーなポテトパイ、たくさんのお菓子が振る舞われた。

余談であるが、日本では誕生日の人に周りが

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Tamanaのスペシャルエデュケーション

Tamanaのスペシャルエデュケーション

先日の投稿で、OT ST PTなどの用語を使ったので、簡単に説明しようと思う。といっても私も専門家ではないので詳しくはわかっていないかもしれないのだが、今の私の理解で簡単にご紹介する。

OTは作業療法、または作業療法士さんのこと。ハルが日本にいたときは、療育園に来てくださる作業療法士さんに、遊びを通じた体操やコミュニケーションをを教わった。

STは言語聴覚療法、または言語聴覚士さんのこと。コミ

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はるるん、インドの学校に通う

はるるん、インドの学校に通う

ハルが通いはじめたTamana スペーシャルスクールの地下には、様々なトレーニングのための施設が完備されている。

トレーニングルーム、リハビリ室、ST訓練部屋、面談室など、かなり充実している印象だ。

ハルが主に使うことになるリハビリ室には、大きなクッション、バランスボールなどの他に、日本にいたときは自宅から1時間半かけて通った先の盲学校でしか触れることのできなかった光の出るおもちゃなどが置いて

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はるるん、インドで学校を探す

はるるん、インドで学校を探す

最初に「はるるん、インドに染まる」のポストで誤解を招いてしまったかもしれないので敢えて言ってしまうと、個人的にはあまりハルが歩けるようになるとは思っていない。

インドに学ぶ姿勢をまだ余裕がないのでインドにきてから病院に行っていないが、これからこちらで病院も受診して主治医をみつけ、リハビリや医学的な治療を続けていくつもりだし、私のハルに対する接し方は基本的には日本にいたときと同じである。

ただし

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はるるん、インドに染まる

はるるん、インドに染まる

ハルのインド生活については、きちんと整理して文章にしよう・・・と思っていたのに、とにかく毎日のように胸がドキュンドキュンすることが起こるので、予定を変更してとりあえずのメモ書きとしてここに記録していくことにする。

パミさんのマッサージまずは、ハルがインドのお家でどんなふうに過ごしているかのご紹介。

我が家をサポートしてくれることになったメイドさん(パミさん)に、なるべく早くハルに慣れてもらおう

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