フィレオフィッシュを選ぶ力
「やっぱ俺はビッグマック一択だわ」
「なんか新作出たらしいから食べに行かね?」
こういうのよく聞きました。大学生の時。
新規開拓しようともしないビックマック信者。
新作にとりあえず飛びつくファストフードに呪われし者達。
別に否定しているわけじゃなくって、自分なりにファストフードを楽しむスタイルがあってむしろ羨ましいなーとか思ってるんです。
いつも何にするか長々と迷うもので。。。笑
そんなスタイルを確立したファストフード猛者と同じ列に並びながら、"不意に"「フィレオフィッシュを注文する力」を持っている人にとんでもなく憧れるんです。笑
そんな女性が現れようもんなら一撃で惚れる可能性すらある為かなり危惧しているのですが、女性の友人はいないのでまったく危惧していません。
「フィレオフィッシュを選ぶ力」とは
「フィレオフィッシュを選ぶ力」としていますが、ただフィレオフィッシュ好きな人が毎度フィレオフィッシュを注文することに魅力は感じません。
それは脳の錆びついた"フィレオフィッシュ信者"にすぎないから。
「これ美味しいよーっ」って別のバーガーを勧めたところで、「いや、俺はフィレオ一択だから」とか言い放って味わうこともなく頬張るのでしょう。
僕が惹かれる「フィレオフィッシュを選ぶ力」とは。
「普段は新作バーガーに飛びついてみたり、お気に入りをコロコロ変えたりしながらいつもメニューの端っこまでワクワクして見ている人が、気になる新作をスルーして不意に素朴なフィレオフィッシュを注文する力。」のことです。
何を言ってるのか分かりませんね。笑
少し間違えたら僕自身も置いてけぼりです。
そもそもフィレオフィッシュはやや人気バーガーであり、多くの人が一度は食べたことがあります。ただ、ポテンシャルはあるはずなのにレジで注文する声を僕はほとんど聞いたことがありません。
フィレオフィッシュは、必ずメニューにありながら唯一のお魚系バーガーであるため控えめに記載されています。だからといって美味しくない訳じゃないことも多くの人が知っている。
そしてやっぱりハンバーガーといえばビーフパティのイメージがあり、新作バーガーとして打ち出されるものはまずビーフパティを使用している。加えて、お魚はバーガー好きの舌にはパンチがちと弱いのかもしれない。
お魚系バーガーの新作って随分出ていないんじゃないでしょうか。知りませんが。
そう、お魚系バーガーとして唯一、不動のポジションを確立したのがフィレオフィッシュなんです。中堅だけど。
そんな微妙な立ち位置のフィレオフィッシュの存在も気に留めながら、新作バーガーにも手を出したり、人に勧められたものを食べてみたり、お気に入りをコロコロ変えたりする。そしてファストフード店にふらっと入ったときに、安定で素朴な中堅バーガー、「フィレオフィッシュ」に帰郷する。
つまり、人気者、独りぼっち、新参者、古参者を含めた全体を見る視野をもちながら、十人十色のバーガーたちと触れ合い刺激され、尚且つ自分のペースも気にかけて時にはフィレオフィッシュに会いにいく余裕も持ち合わせている。
「フィレオフィッシュを選ぶ力」とは
「人に優しく柔軟であり、自分を大切にする力」のことです。これで置いてけぼりはもういませんよね。
「フィレオフィッシュを選ぶ力」に憧れる理由
なぜ僕が誰でも基本スキルとして持ってそうな名前のこの力に憧れるのかというと、僕が目指す自分像だからなのかなと思います。恥ずかしい。
「全体を見る視野・柔軟な姿勢・自分のペースで走る余裕」
フィレオフィッシュを選ぶ力とは、まとめると上の3つの能力のことであり、この能力を会得することで、
「超平和主義。常にクリエイティブ。自分を一番に大切に。」
という理想の自分像に近づけるんだと思います。
まじめに書いてて面白くなってきました。笑
だから、いつもビックマックとかグラコロとか聞いたことない名前のバーガー食べてる彼女が不意に「フィレオフィッシュください」って言おうもんなら一気に結婚を見据えます。まずは彼女ください。
人に優しくありながら、しっかりと自分を持っている凛とした人。
男女問わずこんな人に憧れているのかなぁと、メニューなんか一瞥もくれずクーポンがあったからという理由で美味しくてりやきバーガーを頬張りながら、ぼーっと思ったことをお読みいただきました。
あーあ。程遠いや笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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