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レポート:#TweetupTokyo 2018.11.15

アメリカのTwitter社(Twitter, Inc.)でプロダクトリードを務めるKayvon Beykpour(ケイヴォン・ベイポー)さん @kayvz が東京に来ている事をきっかけとするMeetup「#TweetupTokyo」に参加しました。

立ち話を交わす形のカジュアルなMeetupでした。それ故に、あまり実況ツイートをする事は無かったのですが、記憶が新しいうちに、できる限り書ける事を書いています。

知ったきっかけは以下のツイート*1

アメリカにあるTwitter本社の人と会って話をする機会は滅多にないと思うので、行ってきました。

Kayvonさんをはじめ、Twitter社の方々は気さくながらも積極的に耳を傾けてくれました。
ユーザー同士でも雑談を交えて話をする事もありました。

当日は、Kayvonさんの他に、アメリカからコミュニケーション部門のLiz Kelleyさんをはじめ3人、そして日本法人のTwitter Japanから代表を務める笹本裕さん @yusasamoto をはじめ複数の方がいらっしゃいました。

Kayvonさんとの会話の中で、アメリカでは見られない、日本のユーザーが興味関心などに応じて複数のアカウントを使い分ける事に非常に高い関心を持っている事が伝わりました。「どのようにすれば興味関心に応じて使いやすくなるか」とKayvonさんから尋ねられる事もありました。

一部のユーザーでテスト運用している、タイムラインの時系列表示の切り替えについて見せてもらいました。テスト次第ではありますが、iOSだけでなく、Androidにも導入する事に前向きな姿勢があるようでした。

iOSとAndroidのTwitterアプリでは作成できなくなったツイートをまとめる機能である「モーメント」についてもKayvonさんにフィードバックしました。

今日(2018年11月15日)現在、Twitterモーメント公式アカウント(@MomentsJapan @Moments など)からの発信やアプリの「検索タブ」では後述する「コレクション」と呼ばれる形式でツイートのまとめが提供されています。Twitterアプリでは横へスライドしてツイートを見るのに対し、「コレクション」形式では縦にスクロールしてツイートを見る形になっています。

そして、特定のトピックに応じたツイートをタイムライン形式で流す「イベントページ」(後述)と呼ばれる仕組みもあり、見た目は「コレクション」形式と似ている事についても含めてKayvonさんにフィードバックしました。Kayvonさん自身も「コレクション」と「イベントページ」の両方が似ている事に関してしっかりと認識されていました。

Twitterアプリを使っていて、以下の様なツイートであったり、コンテンツを見た事があるのではないかと思います。

↑「コレクション」
↓「イベントページ」(と呼んでいる)

Kayvonさんには直近で話題になったTwitterにおける編集機能についてもフィードバックしました。「投稿してからの経過時間」で限定すべきか、「修正できる文字数」で限定すべきかの2つに分かれる事はKayvonさんも認識している事が伺えました。同時に、編集機能に対する慎重な姿勢も伺えました。

Twitterと言えば、もう1つ、昨今話題になっているのが、暴言や脅迫、差別的発言などに対する対応、Twitter上のコンテンツのクオリティについて。Twitter Japan代表の笹本さんと話をしました。

俺からは、Twitter Japanを含めてTwitter社への風当たりが厳しい状況、そしてTwitter Japanに対するTwitter上でのユーザーからの厳しい声をいくつか見かける中で、心中を察すると苦しいというか悩ましいものがあるのではないかという事を伝えました。

笹本さんからは、この事に関しては、Twitter社CEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)さん @jack とも話をしていて、JackさんもTwitterにおける最重要課題と認識していて、様々な対応策*2を講じているけれども一朝一夕とはいかないという事を伺いました。
また、アカウントの凍結に関しても、笹本さんからはTwitter社が掲げるポリシーの透明化を目指している事を強調されていました。

俺としては、「ユーザーから言える事は『頑張れ、Twitter…!』くらいしかなく、Twitter社を信じるしかないのでは」と思うばかりです。

ちなみに、他の参加者の方との会話を聞くに、日本での滞在を楽しんでいるようです。

話は変わって、Kayvonさんにフィードバック、特に提案や要望に関して、ヘルプセンターの問い合わせページから送るのが良いのか、それとも直接社員にリプライするのが良いのかを尋ねると、「リプライをしてほしい」との事でした。
↓例

聞きそびれた事がいくつかあったものの、貴重かつ非常に有意義なMeetupでした。Kayvonさん、笹本さんをはじめ、企画したTwitter社の方々、本当にありがとうございました!
Thank you Kayvon, Liz and team with planning for today's Meetup! It was beneficial and precious time!

ちなみに、今後もアメリカのTwitter社のメンバーと共にこのようなMeetupの機会を設けていくと聞いています。

ねとらぼの記事の反響を見ていて、一般的なユーザーで開発者ではない身なので、APIに関する視点は抜けていたなと振り返っています。

ITmedia NEWSのインタビューではAPIについて触れられています。

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*1 Kayvonさんは普段英語でツイートしているので、告知用に日本語でツイートしていると思われます。
*2 未公表の対応策に触れつつ話されていたので、具体的に言及するのは控えます。
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Kayvonさんは2018年11月16日のTechCrunch Tokyo 2018に登壇する事が決まっています。
講演タイトル:「Periscope創業者が描くTwitterの新たな未来像」
時間:17時40分〜18時20分
↓Kayvonさんの講演はライブ配信される予定です。詳しくは以下を見てください。

↓イベントの概要
TechCrunch Tokyo 2018
場所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 9F ヒカリエホールA・B

↓TechCrunch Tokyo 2018公式ウェブサイト
(チケット購入やその他の登壇者の講演スケジュールなどが確認できます)

※アボカドは関係ありません

2018年11月17日追記:
TechCrunch Tokyo 2018でのKayvonさんのセッションに関するツイートを以下にまとめました。よろしければどうぞ。

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