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感想のつどい

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感想文をまとめてます。本、映画、観劇など。(基本的にネタバレには配慮してないのでご注意。)
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#読書

思うこと377

 ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』(集英社/1998年/原作1925年)を読む。実はウル…

9

思うこと374

 ホセ・ドノソの『別荘』(現代企画室/2014年/原作1970年)を読む。ドノソと言えば『夜のみ…

14

思うこと364

 『四谷怪談』を読んだ。読んだと言っても原文で読んだとかではなく、講談社の「少年少女古典…

5

思うこと363

 『バスカヴィル家の家』を読み終わった。今更言うでもなく、シャーロック・ホームズシリーズ…

6

思うこと361

 町田康の長編小説『告白』(中央公論社/2005年)を読み終わる。図書館で借りたのは年の瀬だ…

8

思うこと357

 図書館の南米文学が並ぶ書棚の前で立ち尽くしていた私が迷っていたのは、コルタサルの『石蹴…

13

思うこと351

 今回は、いつも本選びの参考にさせて頂いている百句鳥さんの読書レビューに載っている本を読んだので、勝手ながら該当の記事も載せておきます。本当に本のチョイスが素敵で、百句鳥さんの読んだ本を全て追い駆けたいとすら思う、そんなお人です(無茶)。いつもありがとうございます。  というわけで、『七つの空っぽな家』(河出書房新社/2019年)を読んだ。上記のレビューを読んでから「絶対読むぞ!」という意気込みと共に図書館で借りたため、読む前の期待がやたらと大きかったが、その期待を遥かに上

思うこと344

 約五年以上も久しく読んでいなかったシェイクスピアを読んだ。過去、『ハムレット』『真夏の…

11

思うこと329

 トーマス・マンの『ブッテンブローク家の人々』(岩波文庫/1969年)を読み終わった。十数年…

9

思うこと313

 今度、清流劇場の『野がも』を観劇しに行くので、予習がてら原作であるイプセンの『野鴨』(…

4

思うこと311

 映画ではそれこそ『犬神家の一族』(1976年版←多分)や『八つ墓村』(1977年版)を観ていた…

5

思うこと306

 しばらく離れていたコルタサルの読書を再開。短編集の『八面体』(水声社/2014年)に収録さ…

3

思うこと304

 久しくギリシア悲劇を読んでいないので、図書館の棚で何か借りようかと悩んでいた。オイディ…

5

思うこと301

 真夏日に『人間小唄』(講談社/2010年)イッキ読み。町田康のエッセイは以前読んだことがある。それから何か小説も読んだ記憶があるが、何もタイトルが思い出せない。白いうねうねした紐のようなものが駐車場を漂っているよ、みたいなラストシーンだった気がする。あと、さざれ石の話もあったな、と思い出した所で、この断片的イメージ…こりゃあ短編集だな、と思い当たる。という訳でさっそく調べて見ると、『権現の踊り子』(〃/2003年)で間違いない!白い紐の話はおそらく「権現の踊り子」で、さざれ