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百段階段 -1.0
庶民には縁のない目黒雅叙園に行ってきた。
結婚披露宴に招待されたわけでもなく、当然、宿泊するわけでもない。
併設される「百段雛祭り」を見にいったのである。
令和って何? と錯覚してしまいそうな、ノスタルジー溢れた階段を上ってゆく。
展示作品に影響のないよう、室内暖房は最低限。冷えた足で踏み入れた世界はまさしく源氏物語の世界。
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細部まで拘ったであろう人形、調度に至るまで圧巻としか言いようがない。
傾いた牛車で、葵祭りの一場面を再現していることがわかる。
光源氏の正妻VS愛人の争いが、最も醜く、せつなく描かれたシーンだ。
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他にも250年前の雛人形や、吊るし雛、猫たちの雛祭り等々。
![](https://assets.st-note.com/img/1707569136973-pkx2Cy4mNJ.jpg?width=800)
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悠久の時を超え、百段階段に甦った人形たち。
建物も展示品も一見の価値有りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707642375121-qZzDQhukJm.jpg?width=800)
ちなみに、百段階段は実際99段しかない。
これは、階段は奇数の方が縁起が良い、百という数字もきりが良いという、わかりそうでわからない理由からだそうです。
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