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私の読書道(みち) その1

あきらとさんから、こんなTweetを頂戴しました。

私の好きな本にご興味をもっていただいたようで、とても嬉しかったので、調子に乗って、noteにも書いてみました。

私は、「この作家さんが好き!」というのはあまりない方だと思います。
有川浩さんと原田マハさん、高殿円さんの本は、一応チェックしています。(まだ全部は読めていませんが)
どちらかと言えばジャンルで選ぶ方かもしれません。
ということで、ここ数年のジャンル別お気に入り本(マンガ含む)をご紹介します。お恥ずかしいほど軽いですが、もし、琴線に触れたものがありましたら、お試しください。
まずは、やはり酒と料理から。

1 お酒もの

・居酒屋ぼったくり
街の商店街で若い姉妹が切り盛りする居酒屋「ぼったくり」で繰り広げられる、酒と料理にまつわるあったか物語。日本酒がますます好きになったきっかけの本でもあります。柔らかい日常系ミステリーの要素もあり、甘酸っぱい恋もありです。

・パパと親父のウチ呑み
息子を引き取り妻と離婚した晴海と元カノに娘を預けられた千石が、ルームシェアしながら家事や育児、仕事に奮闘するマンガ。子育てするようになって、呑みいけないフラストレーションを、子供を寝かせてから「ウチ呑み」で解消。酒とつまみの組み合わせが、たまりません。「私も明日やってみよう!」と思える簡単で美味しいつまみが満載です。ウチ呑み、最高!

・ワカコ酒
アニメやドラマで、もうすっかり有名になりましたね。「村崎ワカコ26歳。酒飲みの舌を持って生まれたがゆえに今宵も居場所を求めてさすらう女ひとり酒」このセリフが大好きです。真似したくなるおつまみ多し。
おじさんの飲むイメージを覆し、ハードルの高かった焼酎を飲んでみようと思ったきっかけの本。


2 料理もの

お酒系にかぶるところもありますが、お料理小説も好物です。

・アマンダの恋のお料理ノート

翻訳物で珍しいんではないでしょうか。レシピ付きお料理エッセイです。
ニューヨークタイムズに連載されていたフードジャーナリストのアマンダ・ヘッサーさんとご主人との恋の馴れ初めから結婚までを描いたエッセイ。
フードジャーナリストらしいニューヨークの最先端のレストランの料理から、おうちの小さなキッチンで彼のために作るスイーツまで、お客さんのために、恋人のために、友達のために、家族のために、自分のために。食べてくれる人を想像しながら作る料理は、愛のかたまりだなと思わせられるエッセイです。
そして、ちょっとハイソでお洒落なニューヨーカーの日常が垣間見られる大好きな本です。


・きのう何食べた?

今年になって、一気にスターダムに登ったマンガですね。
でも、私、このマンガをもうずっと前から読んでますから!(なんの自慢?)
もう説明などいらないと思います。ゲイのカップルシロさんとケンジの日常系料理マンガ。シロさんが作る家庭料理はどれもたまらなく美味しそう。ケンジの食リポのうまさ! だんだんと二人が歳を重ねていく姿もリアリティがあって同年代の自分と重なって、いろいろ考えさせられます。


・エッグマン

書いたのは辻仁成さん。辻さんはフランスで、息子さんと二人暮らし。辻さんご自身もお料理がお得意だそうです。
元料理人のサトジが、数々の卵料理を通じて、一目惚れしたシングルマザーのマヨとその娘ウフと心を通わせ、二人の硬くなった心がほどけていく物語。オムライス、卵焼き、エッグベネディクト。卵料理は奥が深いです。


・酒場詩人の流儀

酒場詩人の吉田類さんのエッセイです。
吉田類さんをご存知の人はかなりの飲兵衛とお見受けします。
毎週月曜の午後9時からBSーTBSで「吉田類の酒場放浪記」というテレビ番組が放送されています。主に東京の下町の居酒屋で、類さんがお店の方と語らいながらひたすら飲んでいるだけなのですが、類さんが酒やつまみにうんちくを語ることはありません。それがいいんです。そして類さんのお酒やお店に対するリスペクトが、そこかしこに感じられる、見てて気持ちがいい番組です。こんなふうに死ぬまでお酒を楽しめる人間でいたいと思います。
ちなみに類さんは「二日酔いになったことがない」そうです。
本は、そんなお酒に対する想いや、日常を描いたエッセイです。


とりとめがなくなってきたので、その1はこの辺で。また書くかも。

あきらとさん、素敵なきっかけをありがとうございました!

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