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頑張りすぎて、力の抜き方が分からないときに

何事にも自分の限界を越えて頑張る人がいます。短距離を走る時には良いですが、長距離を走ると大変です。途中でダウンすることがあります。

ダウンした後で言われるのが「頑張り過ぎ」「8割くらいの力でやりなよ」といったセリフです。頭で理解するのは簡単ですが、実践しようとすると加減が難しいです。ご飯だったら腹八分は何となく分かりますが、仕事は多くの要素が絡んでいて複雑ですからね。

じゃあ、どうしたらいいのか…となってしまいます。

頑張りすぎる方に話を聞くと、肩こりなどの身体の不調に気付いていないことが多いです。気付いていても、思った以上に凝っていると整体で驚かれたと聞きます。身体の感覚に意識が向いていない状態なのでしょう。

養老孟司さんが、『バカの壁』の中で「脳が威張り過ぎている」と表現しています。脳も身体の一部にすぎないのに、全体を支配し過ぎているという意味です。頑張りすぎる人には、これが起きているのかもしれません。身体的には限界なのに、脳が無視するからキャパシティーを越えて無理してしまう状態なのです。

ということは、身体感覚に意識が向くような(たとえばヨガのような)ことが有効かもしれません。身体に表れるサインに早めに気付いて、早めに対処できるからです。自分の限界を超える前に、ストップできます。結果として、適度に力を抜けるようにもなるのです。

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