相手に問題を自覚して欲しい時②
「相手に問題を自覚して欲しい時、どうしたらいいですか?」と聞かれることがあります。
■ 問題点の指摘ではなく、良い点を認める
逆のように思うかもしれませんが、まずは良いところを認めるのがいいと思います。
問題を自覚して欲しい時、一般的には相手にイライラしていることが多いです。そういう時は、相手を認めることに抵抗があると思います。しかし、結果的には、この方が効率的だと思うのです。
■ 問題を自覚しないからこそ健康でいられる
そもそもどんな人でも少なからず問題を抱えています。しかし、全ての問題を自覚し、反省していては大変です。ある程度、自分の問題に目をつぶりながら生きるのは、健康的でもあるのです。
■ タプタプのコップに水を注ぐと溢れる
余裕がない場合、問題に目をつぶる傾向は強まります。
イメージとしてはギリギリまで水が注がれたコップのようなものです。そこに、新たに水を注ぐと溢れてしまいます。どんなに正しい指摘でも、相手が受け止められなければ意味がありません。ですから、コップの水を減らす作業が先決です。それが良いところを認めるということです。水が減った分だけ、自分の問題を自覚できる余裕が生まれます。
■ 北風と太陽
これは、「北風と太陽」という童話にも出てくる話です。どちらが旅人の服を脱がせられたでしょうか。やはり問題を指摘して北風をビュービュー吹かせるよりも、太陽のようにあたたかく接する方が効果的ということです。
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