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耐えない方がいい場合

少し前に、先が見えないトンネルに入ってしまった時は、どうやって切り抜けたらいいかについて書きました。しかし、そもそも耐えない方が良い場合もありますので、今回はそれについて書こうと思います。

どういう場合かというと、いじめ、虐待、DVなどの被害にあった場合です。これらは、耐え続けることで激しく気持ちが落ち込む、過剰な不安に襲われるなどの精神症状が現われることが知られています。また、自分自身についてネガティブに捉えがちになりますし、人間関係においてもうまく距離が取れなくなるなどの悪影響が生じてしまいます。

つまり、耐えてその環境に慣れてしまうことで問題が深刻化するのです。そのため、出来る限りその場から離れることが重要です。置かれた環境に自分を合わせるのではなく、環境そのものを変える方が良いということです。

とは言え、すでに耐え続けている人にとっては、その場から離れること自体が難しくなる傾向があります。これもまた、被害を受けることによって生じる反応なのですが、問題解決を難しくしています。

いずれにしろ、全てのことに耐えて頑張るのではなく、どこにエネルギーを注ぐかという見極めは重要です。自分にとって頑張る必要がない場面では、環境を変えることも選択肢に入れてみてください。

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