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ストレス解消のコツ③

ストレス解消、3つ目のコツは使い分けです。

何を使い分けるのか?
その時の気分や、エネルギーによって方法を変えるという意味です。

気分による使い分け

イライラした時は「カラオケに行く」とか、落ち込んだ時は「好きな映画を観る」といったようにその時の気分による使い分けを意識してみてください。ストレス解消の度合いが違ってくるはずです。反対に、一つの方法に頼りきりになってしまうと、うまく解消できないばかりか危険な面もあります。どんな気分の時も「ゲーム」とか、どんな気分の時も「恋人に話を聞いてもらう」だと依存的です。

例えば、ストレス解消が「お酒」と聞くと、危なっかしい印象を受けます。しかし、方法をいくつも持っていて、いつもは違うけど今日だけは嫌なことを忘れて楽しみたいとき、お酒を飲むことは特に問題にはなりません。どんな気分の時もお酒を飲んで忘れようとする時、依存の危険性があるのです。

すでに一つの方法に依存的になっている人は、依存先を増やすようにしてみてください。「いつも恋人に話を聞いてもらう」といった場合、友達にも、家族にも相談できるようになると依存先が増えます。そうなると、もう依存ではなくなっているのです。

メンタルヘルスの研修では、普段行っているストレス解消法を書き出してもらい、それを「イライラ・モヤモヤした時」「寂しい・悲しい時」「落ち着かない時」「悪いことばかり考える時」など、シチュエーションごとに、振り分けるワークを行っています。うまくストレスが解消できていないと思われる方は、書き出してみるのも有効ですよ。

エネルギーによる使い分け

使い分けのポイントは、気分だけではありません。その時のエネルギーによっても変える必要があります。風邪を引いた時、いくら焼肉が好きでも焼肉屋に行ったりはしません。まずはおかゆを食べ、回復につれて重いものを食べます。これと原理は同じで、エネルギーが少ない時は普段のストレス解消法が通用しなくなります。「ランニング」や「読書」のようなエネルギーを使う方法ではなく、「寝る」「食べる」が適しています。もう少しエネルギーが出てきたら、「入浴剤入りのお風呂に入る」「ストレッチをする」などへ移行するかもしれません。このようにエネルギーによる使い分けもポイントですので、使い分けを意識してみてください。

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