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外資系コンサルファームのおすすめ資料集vol.2
ルバート代表の松上です。前回は「外資系コンサルファームのおすすめ資料集vol.1」としてボストン・コンサルティング・グループ、PwCコンサルティング、アクセンチュアの資料をご紹介しました。多くの方の反響をいただいたので、今回第2弾として公開いたします。
私のX(旧Twitter)では経済産業省の委託調査報告書のホームページ(https://www.meti.go.jp/topic/data/e90622aj.html)で公表されている外資系コンサルファームの資料の中から良いスライドを選んで投稿しています。
前回のvol.1に引き続き、その投稿の中から皆さんの反響が大きかったスライドを選んでご紹介します。今回はボストン・コンサルティング・グループ、マッキンゼーの資料から選んでいます。
1.マッキンゼー
◆スライドのポイント - 定性情報のまとめ方(示唆とコメント)
![](https://assets.st-note.com/img/1706575639621-gukE2CJuB2.png?width=1200)
【解説】
![](https://assets.st-note.com/img/1706578924351-0ntUq950T5.png?width=1200)
アンケートのコメントからの示唆をどう見せるか悩む人が多いですが、こちらは参考になるスライドの表現例です。
このスライドではまずどういう人にアンケートを取ったかを左の部分で図示しています。次に示唆を示すことでコメントから伝えたいことをまとめています。
最後にその示唆の根拠となるコメントを抜粋し、イタリックやダブルクオーテーション、太字などの表現を加えることでポイントをわかりやすくしています。
◆スライドのポイント - 検討ステップの明示
![](https://assets.st-note.com/img/1706580793163-yRsqAGKKiW.png?width=1200)
【解説】
![](https://assets.st-note.com/img/1706581204291-pSgTY9GrK0.png?width=1200)
プロセスに沿って検討する案件の場合は、資料の序盤に検討ステップを明示します。
また、ステップごとの内容や手法を示すことで検討の全体像を読み手に理解してもらうことができます。
検討ステップが明示されていない場合、全体像がわからず、議論がかみ合わなくなりがちです。
2.ボストンコンサルティンググループ
◆スライドのポイント - コメントスライド
![](https://assets.st-note.com/img/1706581504837-FVLkCSEtRW.png?width=1200)
【解説】
![](https://assets.st-note.com/img/1706779612585-1k9hpE2ePM.png?width=1200)
コメントを紹介するスライドは文字だらけになりがちですよね。
ただ、人のアイコンを使ったり、文字の強調をすることで見やすいスライドになります。
人のアイコンはパワポの「挿入」→「アイコン」から選ぶと、色も変えられますし、便利です。
◆スライドのポイント - ファクトと背景情報
![](https://assets.st-note.com/img/1706780027988-q9rKxjffwx.png?width=1200)
【解説】
![](https://assets.st-note.com/img/1706780214540-9p5Av6RDas.png?width=1200)
情報をグラフだけで伝えると様々な解釈が生まれますが、そこにコメントを加えたり、背景情報を加えることで明確なメッセージを出すことが出来ます。
BCGのこのスライドではうまくコメント情報を加えてスライドのメッセージを出していますね。
いかがでしょうか。このようにコンサルタントの資料を見るだけで、ご自身の資料作りの参考になるのではないでしょうか。
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