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外資系コンサルファームのおすすめ資料集vol.1

ルバート代表の松上です。資料作成のスキルをアップする上で、コンサル会社の資料は大変参考になります。

普段あまり目にする機会のない外資系コンサルファームの資料ですが、現在、経済産業省の委託調査報告書のホームページhttps://www.meti.go.jp/topic/data/e90622aj.html)で公表されいます。

私のX(旧Twitter)では外資系コンサルファームの資料の中から良いスライドを選んで不定期で投稿しています。

今回はその投稿の中から皆さんの反響が大きかったスライドを選んでご紹介します。ボストンコンサルティンググループ、PwCコンサルティング、アクセンチュアの資料から選んでいます。


1.ボストンコンサルティンググループ

◆スライドのポイント - 大分類と配色

令和4年度産業経済研究委託事業(マクロ経済の状況を踏まえた業界横断的課題の特定に関する調査・ 分析)最終報告書

【解説】

情報量が多くて文字だらけの場合には、情報を分類して、スライドの小見出しに大分類を使用すると一気にわかりやすくなります

◆スライドのポイント - 背景/目的と方針

令和4年度規制改革推進のための国際連携事業(データ保護ないし越境移転に関連する諸外国の企業認証制度等に係る動向調査)調査報告書

【解説】

・提案や企画の背景となるファクトと示唆を記載し、次に目的を示し、最後に実施の基本方針という流れです
・背景となる情報は資料に抜けがちなので、良いテンプレになりそうなスライドです


2.PwCコンサルティング

◆スライドのポイント - 背景・目的

令和4年度「ものづくり企業のカーボンニュートラル推進に関する調査」調査報告書

【解説】

・背景から目的までの流れを作ることで、調査の目的をわかりやすく表現することができます
・背景には、マクロ情勢を整理するとより調査の位置づけを明確にすることができます

◆スライドのポイント - ヒアリング設計スライド

令和4年度「ものづくり企業のカーボンニュートラル推進に関する調査」調査報告書

【解説】

・ヒアリング設計を説明するスライドには「誰に」「何を」「どのようにして」の要素を入れると読み手に目的が伝わりやすいです
・ピクトグラムを入れ、どのような人がターゲットかを視覚的に表現するのも効果的です


3.アクセンチュア

◆スライドのポイント - 意見と取組み

令和4年度産業保安等技術基準策定調査研究等事業(高圧ガス保安法等に関する審査業務等の電子化及び改善のための調査)調査報告書

【解説】

・取組みのみを提示するのではなく、代表的な声を最初に提示することで実際の課題に基づくことを示すことができます
・ピクトグラムを用いるとより現場の意見のイメージがよりわきやすくなります

◆スライドのポイント - グラフとコメントの組み合わせ

令和4年度産業保安等技術基準策定調査研究等事業(高圧ガス保安法等に関する審査業務等の電子化及び改善のための調査)調査報告書

【解説】

・グラフとコメントを組み合わせれば資料の説得力を高めることができます
・まず定量的なファクトをグラフで表現し、グラフの内容を補うコメントも入れると、グラフでは表現できない情報までカバーできます

いかがでしょうか。このようにコンサルタントの資料を見るだけで、ご自身の資料作りの参考になるのではないでしょうか。

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