[話損ねた恋バナ] 私にあなたを好きになる権利はありましたか

お久しぶりです


久々に文章が書きたくなったので、昔のことを思い出しながら書いてみようと思います。

上手くまとまらなかったら、その時は優しい目で見てもらえると嬉しいです。


◇ ◇ ◇

もう6年も前のこと。

冬と中学受験が終わり、小学校の卒業式が間近に迫ってきた頃の話。


私には、好きな人がいました。

彼とは6年間同じクラスで、そこそこ仲も良かったし、卒業祝いには彼とクラスメイトの8人でディズニーにも行った。


サッカーが上手。足が速い。頭は良くないけど、友達にも気をつかえる。

眩しいとすぐに目を細める。その不機嫌そうな眉毛が好きだった。


◇ ◇ ◇

告白をしようと思っていた。

6年間ずっと好きだったわけではないし、他の人を好きだった時期もあったけれど、やっぱりその人が好きだった。


......そんな6年前の記憶。

私は結局、告白できなかったのです。


◇ ◇ ◇

小学生の頃は(少なくとも私と周りの友達には)、付き合うという概念はなく、告白して"両思い"になるのがゴールだった。

そんな小学生らしい安直なゴールを、私も目指したかった。


けれどもできなかった。

だって、ある疑問が私の中に浮かんできてしまったから。

ー私は彼の何を知ってるの?

ー何も知らないとしたら、私に彼を好きになる権利はあるの?


上にも書いた通り、私たちは6年間ずっと友達で、私は彼の人生を知り尽くしていると、勘違いをしていたのです。

実際は、学校にいる8時間くらいなんて、24時間の3分の1に過ぎない。

ー家では何をしてるの?

ー帰ったらどんな服を着るの?

ー親とは何を話すの?

本当のところ、私は知らないことだらけだった。


そんなことを考えていたら、居ても立っても居られなくなって

「私はあなたが好きだということ。」

「だけども、その気持ちに自信が持てないこと。」

この気持ちを伝えようと思って、手紙を書いた。


......重い。

書いた手紙を読み返して、あまりの気持ちの重さにおののいて、

こんなん渡したら、引かれて終わりだわ

と思って

その手紙は、私の気持ちとともに封印されたのでした。


◇ ◇ ◇

私の恋は、こうしてなんとも結論を付けがたい終わり方をしたのです。

ちなみにいうと、華のJKも特にこれといった恋もなく、過ぎていってしまった。


だけどね、この頃の私には、好きな人やものが たくさんできましたよ。

恋とはほぼ無縁だったけど、色んな"好き"を知った中高の6年間でした(まだ終わってないけど)

今度、何かを書きたくなったら、”最近の好き”に関して書こうかな。




そんなこんなで、話し損ねた恋バナを、これにて終わりにしたいと思います。


おやすみなさい〜




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