地方に住む、先の見えない文字書き

地方に住む、先の見えない文字書き

最近の記事

2020.09.19

書きたいものがない。 薄々感づいてはいた。今年の冬、2冊本を出したあと書けなくなったとき、 「もしかしてもう書き切ってしまったのではないか」と。 素面の自分が嫌いすぎて、このところ毎日酒を飲んでいる。 酒代を計算すると馬鹿にならないので少し控えたいけれど、夜の時間を持て余し、結局飲んでいる。 先日アップした話。それ以前に、先月末に発行した新刊。 まあ、面白いくらいに反応がなかった。 リターンのために書いているわけではないけれど、 これだけしんどい思いしたんだからって気持

    • 2020.09.11

      歌詞モチーフ、という言葉がある。 実在する曲をモチーフに、創作をするという意味だ。 今はほとんどしなくなったが、創作をし始めたころ、僕はよく歌詞モチーフのものを書いていた。 今も、創作には必ずといっていいほどイメージソングを設定する。 そうして、完成までのモチベーションを保っている節がある。 果たして僕の読者の何割がそのイメソンを聴いてくれているか分からないが、自分がそうしないと書けないからそうしている。書き上げた結果、記念としてそれを載せるだけだ。 今日、コンビニでコピ

      • 2020.08.15、孤独。

        褒められることに慣れていない。 たくさん褒めて欲しいくせに、褒められ続けるとしんどい。 この人は無理をしているんじゃないかとか、そんなふうに思う。褒められた対象が、もう忘れてしまいたいほどの作品だったからかもしれない。 バイト先で知り合った子がいる。 数年ぶり、下手すると高校以来の気が合う友達ができた。 飲みに行って楽しくて、僕の方から次の日も会おうと約束した。 またいつでも誘ってと言って別れたけれど、その子は僕ほどの気持ちじゃなかったかもしれない。 ともすればそうやって人

        • 2020.08.13、安堵。

          嬉しい。委託していた在庫がすべて売れた。 もう少し刷ってもよかったな。 本当に欲しいと思ってくれた人の手に、きちんと渡ったのかな。それだけが気がかりだ。 先日、メッセージをくれた人にも買って欲しかった。加筆した部分を読んで欲しかった。 ただ、やっぱりイベント頒布がないと、本当に本を出したのかなという実感も、買ってもらえたという実感もないな。 あんな思いを、世の中の作家さんはずっとしてきたのだから本当にずるい。 僕も、早くこちらの世界を知りたかった。 でも、今までの苦しみがない

        2020.09.19

          2020.08.10、焦燥。

          焦っている。ただただ焦っている。 起きている間も、寝ている間も焦りに囚われて満足に眠ることができない。 本を出したり作品を上げたあとはいつもこうだ。 特に今回は、本が出るまでの時間が長い。いろいろと都合を考慮した結果締切を早めたのだけれど、どうにもこの空白期間がもどかしくて焦る。 でも、ここで焦るとまた書けなくなる。慎重に自分の心に向き合わないといけない。 イベント参加を諦めた。 休みは取れたけど、まあ予測はしていたけどほとんどの人間が欠席を表明し始めて、ただでさえ底辺サ

          2020.08.10、焦燥。