2020.09.19

書きたいものがない。
薄々感づいてはいた。今年の冬、2冊本を出したあと書けなくなったとき、
「もしかしてもう書き切ってしまったのではないか」と。

素面の自分が嫌いすぎて、このところ毎日酒を飲んでいる。
酒代を計算すると馬鹿にならないので少し控えたいけれど、夜の時間を持て余し、結局飲んでいる。

先日アップした話。それ以前に、先月末に発行した新刊。
まあ、面白いくらいに反応がなかった。

リターンのために書いているわけではないけれど、
これだけしんどい思いしたんだからって気持ちはやっぱりある。
あまりに報われなさ過ぎて筆を折りたくなる。
いや、勝手に折ってろって言われるだけだから表垢では言えないんだけど。
報われない。報われたい。

人のいいねやフォロワー数ばかり気になるようになったら危ないのは分かっているが、気になってしまうんだから仕方がない。
媒体が違うだけで評価される。いいな、いいな。
みんなが絵の練習をしている間、僕は勉強をしていた。
それも結局何の未来にも繋がらなくて、僕はまだ空っぽのまま。
それを、創作の評価で埋めようとしているんだろう。

酔っている自分は好き。
どんなことにも笑ってしまえるし、素直に褒め言葉が口をついて出てくる。
文章を書けば、驚くような表現が出てくるし、
「こんなの誰が読むんだ?」って囁きがかき消えてどんどん指が動く。

生き方が下手。承認欲求の満たし方が下手。
人との距離の取り方が下手。

先が見えない。
結局、自分の感情を押し殺して何でもないふりをしているのが、一番何事も恙なく進んでいく。

すべての苦しみから解放されるのは寝ているときだけだ。
寝るのに飽きたら、仕方なく起きるけれど酒を入れて何とか時間を潰している。
滑稽だなあ。分かってるよそんなこと。

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