【田舎で暮らす日記】読書会


隣町のカフェで読書会が開かれる。
私は前もって読み終えていた「土になる」を持って出かけた。

私の住む村には駅がない。

東京に住んでいるとそんな場所に暮らすことは想像つかないかもしれない。
ただ、車があると案外困らないものだ。

国道4号線を走るとどこにでもいける。
昨日は研修のため、宮城県との県境まで車を走らせた。案外宮城県も近いのだと知った。

今日は隣町までなので、好きな曲を聴きながら20分ほど車を走らせた。

少しスーパーに寄り道した。
使い捨てマスクがなくなりそうだったので、買い足した。
こっちに引っ越してきた当初は丸洗いできるマスクを使っていたが、周りの人たちは不織布マスクを使っているので合わせた。

田舎だとコロナになるのは東京にいたときより恐ろしい。
ここ最近感染者数は減っているが、オミクロン株という新しい株も出現し、緊張感は持っていないといけない。

今回読書会の会場となるカフェへ向かった。

こじんまりとした落ち着きのあるカフェである。このカフェに来るのは2回目であったが、お気に入りのカフェである。
前回来たときに読書会の話を聞きつけた。

今回が初めて会であったので、どんな雰囲気かはわからない。ただ、初回なので私も居やすかった。

読書会がはじまり、自身の持ち寄った本を紹介していく。

自身がガンになり、ガンと向かうための本、
教師であった人は戦争について理解を深めるために手を取った本、
70歳を超え、死する前にどう生きるかの本、
時代劇でも取り扱われる名著の本、

などやはりその人柄が選定した本によって見えてくる。

私はあまり本を読んできたわけではないので、小説家の話題が盛り上がるとついていけない。歳が離れすぎているのもあるかもしれない。

ただ、私は建築を学んできて、建築関係や建築家がおすすめする本ばかりを読んできた。

それだけでは視野が狭くなると実感させられた。

小説を書いている友人がいる。
私のSNSの投稿を見て、おすすめしてもらった本があるから読んでみようと思う。

何か得られるものがあるかもしれない。

来年も読書会は開催されるそうだ。
これからどんな本に巡り合うか、いまから楽しみだ。

田舎に引っ越してきて、4ヶ月がたった。
知り合いができ、その人から誘われ、出向いた先でまた知り合いができる。
芋づる式で知り合いの輪が広がっていった。

これまで学校やサークルなど、枠の中で友好関係を築いていくのが当たり前だったわけだが、大人の友好関係はこういった流れなのだろうか。それとも田舎だからこそ、考えの近い人たちは集まっていくのだろうか。

どちらにせよ、新しい発見が多くて面白い。

そういえば、昨日畑をやらせてほしいと知り合いに頼んできた。返事はもちろんいいよということだったので、私も土になろうと思う。

熊本と違って、福島は冬は寒い。
本格的に畑ができるのは3月入ってからになるだろう。
その前にできる準備をこれから始めていこうと思う。

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