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【プロジェクト プランニング】05 プロジェクト プランニングにおける技法 WBS構成要素分解
プロジェクト プランニングにおける技法 WBS構成要素分解
課題解決プロジェクトをプランニングする際には、課題解決 達成目標および施策に基づいてプロジェクトスコープを定めます。
プロジェクトスコープとは、「課題解決プロジェクトにおいて創出するプロジェクト成果物の範囲および遂行するプロジェクトプロセスの範囲のこと」です。「プロジェクト成果物」「プロジェクトフェーズ」「プロジェクトプロセス」「プロジェクト・アクティビティ ステップ」を定めます。
この記事では、WBS構成要素分解を用いることによりプロジェクトプロセスを定義する技法について解説します。
WBS構成要素分解によるプロジェクトプロセス定義
WBS構成要素分解とは、「プロジェクト成果物の主構成要素を抽出し、構成要素を分解することにより、プロジェクトプロセスを定めること」です。
WBS構成要素分解における階層
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WBS構成要素分解 基本形
![](https://assets.st-note.com/img/1719228040256-8MnJj1cj7N.jpg?width=1200)
WBS構成要素分解 手順
![](https://assets.st-note.com/img/1719228080280-VqW0fEMgIi.jpg?width=1200)
分析に必要とする情報は、以下のとおりです。
課題解決 達成目標および施策
施策スコープ
分析手順は、以下のとおりです。
分析に必要とする情報を収集し、課題解決 達成目標および施策、施策スコープを理解します。
次にプロジェクト成果物における主構成要素を抽出します。主構成要素とは、プロジェクト成果物を大きく分類したものです。変革する経営資源に基づいて、主構成要素を抽出します。
次にプロジェクト成果物における構成要素を分解します。分解のしかた、分解するレベル数は任意です。分解のしかた、分解するレベル数が異なっていても、最終的に抽出されるプロジェクトプロセスは同じになるはずであるという考え方に基づいています。
次に分解した構成要素毎にプロジェクトプロセスおよびプロジェクト成果物を定めます。
構成要素を分解するときの留意点は、以下のとおりです。
WBS(レベル1)では課題解決プロジェクトで変革する経営資源を全て含める。
構成要素の分解に際しては、上位レベルの構成要素をもれなく重複なく分解する。(100%ルール)。
最終成果物だけではなく、中間成果物も抽出する。
構成要素には、プロジェクト計画およびプロジェクト管理を含める。
構成要素名は、名詞で表現する。
パッケージソフトウェア導入プロジェクトにおけるWBS構成要素分解の例を記します。
主構成要素を抽出する
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構成要素を分解する(1/2)
![](https://assets.st-note.com/img/1719228200195-vZ5fv95mIg.jpg?width=1200)
構成要素を分解する(2/2)
![](https://assets.st-note.com/img/1719228238162-fzOBOqmkRU.jpg?width=1200)
【次に参考にしていただきたい記事】
次の記事では、意思決定ポイントおよび承認ポイントに基づいて、プロジェクトフェーズを定める技法について解説します。ご参考になさってください。
【プロジェクト プランニング】06 プロジェクト プランニングにおける技法 プロジェクトフェーズ定義
https://note.com/rtree_b_design/n/n0766b895d1b6
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