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【ビジネスデザイン】07 課題解決 達成目標における可視化技法


課題解決 達成目標における可視化技法

課題解決 達成目標を定める際に、経営者層およびステークホルダーとコミュニケーションをはかり、合意を形成する必要があります。

この記事では、課題解決 達成目標を可視化する技法について解説します。


課題解決 達成目標 4つの要素

課題解決 達成目標とは、「組織あるいは個人が課題解決において実現し、達成しようと決めたこと」です。

課題解決 達成目標を、「主要成功要因」「評価指標」「目標値」「達成期限」の4つの要素で定めます。

主要成功要因とは、「目標を達成するために重要となるビジネス活動を言葉(キーワード)で表現したもの」です。

評価指標とは、「ビジネス活動における目標達成度を測るものさしのこと」です。

目標値とは、「評価指標毎に定める達成すべき目標の値のこと」です。

達成期限とは、「目標を達成すべき期限のこと」です。


主要成功要因技法

主要成功要因技法は、経営者層およびステークホルダーと言葉(キーワード)を用いてコミュニケーションをはかり、課題解決 達成目標に関する合意を形成する技法として発展してきました。CSF技法あるいはKFS技法とも呼ばれています。

主要成功要因とする言葉(キーワード)の設定では、「明瞭且つ簡潔な言葉を用いる」「組織内で通用する言葉を用いる」ことが肝要です。

CSF: Critical Success Factor の略称。
KFS: Key Factor for Success の略称。


目標達成および施策進捗を測る2つの評価指標

評価指標を、「目標達成を測る評価指標(KGI)」および「施策進捗を測る評価指標(KPI)」で設定します。
課題解決に取り組む際には、施策を実行します。目標達成を測る評価指標を定めるだけではなく、施策進捗を測る評価指標を定めることにより、適時、実行する施策の進捗を把握し、マネジメントすることを可能にします。

評価指標の設定では、「有効な評価指標に絞り込む」「測定不可能な評価指標を除外する」ことが肝要です。

KGI: Key Goal Indicator の略称。
KPI: Key Performance Indicator の略称。


評価指標の設定に有用な4つの視点

評価指標を、「財務視点」に偏ることなく、「顧客視点」「ビジネスプロセス視点」「人財・組織視点」でバランス良く設定します。

視点毎の評価指標の例を記します。

【例】顧客の視点

【例】ビジネスプロセスの視点

【例】人財・組織の視点

【例】財務の視点


課題解決 達成目標における階層化

課題解決 達成目標 階層化

ビジネスファンクションレベルの課題解決 達成目標

課題解決のレベル「企業レベル」「事業レベル」「ビジネスファンクションレベル」に応じて課題解決 達成目標を定めます。

上位階層の課題解決 達成目標は下位階層への与件となります。主要成功要因における表現が上位階層と下位階層で入れ子にならないように定めます。

また、ビジネスファンクションレベルでの課題解決 達成目標を、対象とするビジネスファンクション毎に定めます。

主要成功要因、評価指標、目標値の例を記します。

【例】主要成功要因

【例】課題解決 達成目標


【次に参考にしていただきたい記事】

次の記事では、ビジネスデザインで用いるビジネスファンクション 可視化技法について解説しています。ご参考になさってください。

【ビジネスデザイン】08 ビジネスファンクションにおける可視化技法
https://note.com/rtree_b_design/n/n9c0477968269



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