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IPOを目指すエージェントが増えています!

こんにちは、RtoRの井川です。
 
昨年ごろから弊社のクライアント企業の社長様や経営幹部の皆様と商談していると、「IPO準備しています!」とった声が一昨年よりも多く聞こえてくるようになりました。
 
一時はコロナ禍で人材紹介業界も下火になりましたが、コロナ禍が明けてからの復活も早かったですね。
 
現在、人材紹介を主事業とした様々な会社がIPO準備をしており、人材紹介業界史上最も好調なマーケット環境ではないでしょうか。

「働いた会社が全て1部上場企業になった」

僭越ながら、私、人材紹介会社3社で働き、その3社ともたまたま非上場から1部上場企業になった経験を持ち、直近の会社はたまたま事業統括責任者を拝命し、上場前後の役員を6年ほど務めさせていただきました。
 
また、直近のMS-Japanでは、上場準備中企業への管理部門人材の紹介を得意としており、常時600社(当時)の上場準備中企業との取引をさせていただいておりました。
 
そのような経験をもとに、実際に上場する会社としない会社の違いを私なりに考えてみました。

「上場する会社としない会社」

上場するかしないかで最も重要なことは、「オーナーのやる気」だと思います。上場準備中企業の多くはオーナー=社長であることが多いため、社長に直接「上場されるんですか?」と聞いた時のリアクションで大体わかるように思います。
 
その回答に対する、気迫、根拠、覇気などがない場合、また、「できればいいなと思っている」程度の回答だと、ほぼ上場しないと思います。
 
次に大事なことは、「売上を上げられる会社かどうか?」と「管理部門の体制が整っているのか?」だと思います。
 
以前にもまして、上場準備に際し、ガバナンスや内部統制が重要になります。このガバナンスで一番やり玉にあがるのがオーナーなので、本気じゃないオーナーはこの時点で上場準備を辞めてしまいます。
 
また、ガバナンスがいくら効いていても、売上が一向に立たなければ上場はできません。特に人材紹介会社は基本的に労働集約型ビジネスモデルと認識されているので、売上も利益も出ていないと上場は難しいでしょう。
 
売上を上げるためには、クライアントサイドに強みを持っている会社や、求職者マーケティングに強みがある会社でも良いと思います。規模の論理でガンガン拡大できる手法を持っている会社も強いと思います。

「これからの人材紹介会社に求められるもの」

一方で、「優秀なコンサルタントが集まり、質の高い仕事を行った結果上場した」という会社は聞いたことがありません。
 
つまり、これまでは残念ながら「上場するかしないか?」という観点では、1人1人のコンサルタント質はそれほど優先度が高くなかったように思います。
 
売上拡大を目指し、株価を上げ続けるためには、質よりも売上や利益重視の経営になり、結果的に人材紹介そのものの地位向上にはつながりません。
 
自分にはできなかったことを棚に上げて書きますが、これから上場を目指す人材紹介会社は、質も量も徹底的に追い求めていただき、今までの人材紹介の経営者が成し得なかった、「質が高く、影響力も大きいエージェント」を目指していただきたいと願います。
 
そんな可能性を感じる人材紹介会社に優秀なコンサルタントをご紹介させていただきたいと思います。
 
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