休みの量も力量に比例する?

こんにちは、RtoRの井川です。
 
先週から今週にかけて夏季休暇を取られて方が多いのではないでしょうか?
大手人材会社の中には先週1週間丸々休みという会社もありましたし、先週の山の日から15日か16日まで休みという会社も多かったように思います。
 
社会人にとって長期休暇はとても貴重な時間だと思いますが、様々な人材紹介会社とお取引させていただいていると休み方も色々あります。
 

「有給休暇は取りやすい社風か?」


 
私が20代の社会人駆け出しの頃は、有給休暇は滅多に取ることができないもので、取ったとしても後ろめたさがあり、余程の理由がない限り使う人は少ないという印象でした。
 
現在は、会社によっては有給休暇を推奨する会社もありますし、年間5日間の有休所得義務化などの影響もあり、徐々に有給休暇を自由に取得できる会社が増えてきています。
 
それでも一部企業では、有給休暇取得時に理由を細かく聞く大手企業もありますし、顧客に迷惑がかかるという理由で3日以上連続して有休取得を許可しない会社もあります。
 
私が以前所属した会社でも、外国人コンサルタントはクリスマス前くらいになると本国に帰って、1月中旬くらいまで日本に帰ってこない人が平気でいましたが、日本人の私が同じことをやったら絶対に許されないだろうなという雰囲気はありました。
 

「休みが多い=少ない稼働日で成果を出さなければならない」


 
あるエグゼクティブサーチ会社では、通常の日本企業の年間休日よりも多く、年間休日がなんと145日ほど設定されており、普通の会社員の20日多く休まなければなりません。パソコンのログも取られているため、休んでいるふりをしてパソコン作業をしていたら休んだとみなされないのです。
 
これはこれで大変で、普通の人よりも月間2日間ほど少ない営業日数で、普通のコンサルタントよりも高い業績を求められるわけですから、人によっては「もっと働かせてくれよ」となりかねません。

「有休関係なく、いつでも休める会社」


 
私のクライアントの中には、有休申請の必要もなく、成果さえ出していればいくら休みを取ってもいいという会社もあります。実際に年間180日ほど休んでいる社員の方もいるようです。
 
しかし、そのような働き方ができるコンサルタントは、高単価の決定を安定して出すことができ、1分1で決められるような無駄のない動きができるコンサルタントに限った話です。
 
力が付けばつくほど、短い時間で生産性高く仕事ができる訳です。

 

「人材業界が率先して有給取得率を上げよう」


 
人材紹介ビジネスは、キャリアを持つ方々を対象にその方の人生がより豊かになる選択の1つとして「転職支援」を行っているものと思います。
 
その支援をしている人材紹介のコンサルタント自体が、長時間労働や有休も自由に取得できずに、どのようにして他者により良い人生や豊かさについて提案できるでしょうか?
 
ブラック企業で働く疲弊したコンサルタントに、真の豊かさを語れるでしょうか?
 
まずは自分自身が豊かさとは何か?模索し続けることが人材紹介ビジネスで良い仕事につながるのではないかと思います。
 
休む=サボるではなく、休むことで新たな発想が生まれたり、生産性が向上したり、モチベーションが上がったりします。
 
バリバリ働いて、どんどん休みましょう!

 
 
 
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