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子育て世代の転職支援

こんにちは、RtoRの井川です。
 
最近、弊社で支援させていただく求職者の方々における「子育て世代」の割合が増えてきています。
 
元々弊社では20代~50代まで幅広くご支援させていただいていますし、その中で子育て世代と言われる方々の支援もしてきましたが、最近特にそのような状況下の方々から今後のキャリアについてご相談いただくことが増えているように思います。
 
私自身、9歳と5歳の娘を持つ父親ですので、バリバリの子育て世代ど真ん中です。そのような経験や共感からご支援に繋がっているのかもしれません。
 
今日は、子育て世代のキャリアコンサルタントの方々の転職支援の現状について書いてみたいと思います。
 
「そもそも子育て世代ってなに?」
 
私自身、「子育て世代」という言葉を使っていますが、明確な定義もわからず使っていました。ネットで調べてみると、「「子育て世代」は、具体的に何歳から何歳、とはっきりきまっているわけではなく、子育てをしている期間の年齢が子育て世代になります」と書いてあったり、「20-49歳で子どもがいる親」と定義されていたります。
 
しかし実際には、私の解釈では0歳~成人する(もしくは大学などを卒業する)までの期間の子供を育てている親は全て子育て世代と言っても良いのではないかと思います。
 
また、このnoteで取り上げたいのは、その中でも0歳児~10歳くらいまでの一番手のかかる時期の子育て世代を指しており、ある程度手離れした子供を持つ親というよりは、保育園児・幼稚園児・小学生などを持つ親を指すのが適切かと思います。
 
更に言うならば、0歳児~3歳児、小学校入学までとか、小3の壁など、細かく分類して親としてはきつい時期もあります。
 
「どのような相談が多いのか?」
 
子育て世代のキャリアコンサルタント経験者の方々から多いのは下記のようなご相談です。
 
・出社頻度が高く、子育てとの両立が難しい
・CA経験しかなく、復職しても夜の面談等の対応が難しいので、復帰後は事務職になる
・ご主人の子育て参加比率が低く、基本的にワンオペ状態で仕事を続けるのに不安がある
・フレックスなど柔軟に働ける制度がなく、時短勤務をせざるを得ず大幅に月給が下がる
・子育てに忙しいのに後輩指導なども任され、それどころではない
・そもそも子育てしながらキャリアコンサルタントとして活躍している人が少なく、会社の理解も乏しい
 
このように務めている会社のカルチャーや制度面の問題もありますし、パートナーの方との協力体制や、住んでいる場所、お子さんの体調面などによっても働き方を見直す必要がある方々もいらっしゃいます。
 
「転職先に求める環境」
 
このような悩みを抱えている方々に対して、私がお勧めするのは「社長以下子育てとの両立に理解がある会社」や「制度面で子育てに適した環境がある会社」です。
 
そもそも、未だに子どもは女性が育てるものと心の底では思っているオーナー社長もいるでしょう。また、若い社員が多く、子育てに理解がない会社もあります。
 
そのような会社で、子育て世代のキャリアコンサルタントの第一人者として立場を切り開いていくには相当な馬力が必要です。そのような馬力があるくらいなら私のところに相談にする必要もないと思います。
 
やはり前提として、社長以下マネジメント層が子育てをしながらのキャリア形成に理解がある必要があると思います。
 
また、制度面でもリモートワークやフレックス制度、急な保育園へのお迎えや、急なリモートワークへの変更、面談リスケも全体でカバーする制度や風土も必要です。
 
これから先、子育てをしながらキャリアコンサルタントとしてキャリア形成を検討されている方々には上記の2点を満たしている会社をご紹介させていただいています。
 
「子育て世代のキャリアコンサルタントが覚悟すること」
 
一方で、転職するキャリアコンサルタントの方々にも覚悟が必要です。
 
キャリアコンサルタントの仕事は、仕事の量に比例して成果が上がるわけではありません。ましてや時間給で働いているわけでもありません。
 
短い時間で生産性高く、成果で会社に貢献する必要があります。会社は成果を出すために協力はしてくれますが、成果を出すのは自分自身です。
 
成果が出なければ、子供を寝かしつけた後に仕事をする必要があるかもしれませんし、日中の仕事は今まで経験したこともないくらいの集中力で乗り切らないといけないかもしれません。
 
人材紹介コンサルタントの仕事はプロフェッショナルな仕事だと思いますし、だからこそやり甲斐があります。しかし、プロフェッショナルな仕事は成果を求められます。私は子育てをしながらでもプロフェッショナルな仕事はできると思います。
 
もし、子育てとの両立で悩まれている方がいらっしゃればご相談いただければ幸いです。
 
★人材コンサルタント専門エージェントへの相談はこちら
https://www.rtor.jp/

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