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推薦は応募承諾を取ってから

こんにちは、RtoRの井川です。
 
最近何人かのエージェントの方と面談している中で、同じ理由で転職したいという方がいらっしゃいます。
 
皆さん同じ会社の方々ですが、その理由は、求職者に個々の企業に応募承諾を取らずに、勝手に企業に推薦し、書類選考通過後に面接を打診するというやり方のようです。

「まずはたくさん応募しましょう」

どのようなやり方か聞いてみました。
 
CA「応募者も多く、求人も多いのでまずは面接に進めることができそうなお勧めの企業に推薦しますので、当社に推薦先はお任せいただけませんか?」
 
求職者「はぁ、それではそのように進めてください」
 
CA「この人はどこに出しても大丈夫だからどんどん推薦してください!」
 
RA「よぉし!あんなところもこんなところもどんどん紹介するぞ!」
 
RA「A社とB社で書類選考が通過しました。面接調整お願いします!」
 
CA「A社とB社という会社で書類選考が通過し、面接に進んでいただきたいです」
 
求職者「…A社とB社はちょっと希望と違うような…、辞退は可能ですか?」
 
CA「基本的には書類が通ったら面接だけでも受けていただきたいですが、仕方ないですね。今回は辞退をしておきます」
 
RA「えー!なんで辞退なんですか!辞退が多くてお客さんに怒られますよ」
 
CA「仕方ないでしょ!一任で応募意思取れって言われてるんだから!」
 
と、まあ、こんな感じだと思います。

「本来、人材紹介は社会貢献度の高い仕事」

若い人たちがこのような人材紹介の仕事をさせられたら、人材紹介を生涯続けようとは思わないでしょう。
 
一部の方々はその異常さに気付いて業界内で転職されていきますが、それでもその会社では今日もそのような人材紹介がされていると思うと残念でなりません。
 
この仕事を生涯の仕事としてやっていこうと思っている私からすれば、本当に止めていただきたいことです。
 
人材紹介ビジネスを金儲けの手段としか考えない経営者には退陣願いたいものです。
 
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