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こういう人材紹介やめませんか?

こんにちは、RtoRの井川です。

私は人材コンサルタント専門のエージェントを経営しているため、転職希望でお会いする方々は大きく二通りに分かれます。

1つは人材業界未経験の営業系経験者で、もう1つは人材業界経験者です。

特に人材業界未経験の営業経験者の方々と話をしていると、既に大手エージェントなどからたくさんの求人を受けており、自分でも何を受けているのか把握できてない方もいます。

 

「最低でも10社は受けてくださいと言われました」

 

若手の営業経験者の方なんかは受けれる会社は山ほどありますし、多くの方は明確に志望業界などが決まっているわけではありません。

そのため、面談ではある程度の志向性を聞くものの、キャリアアドバイザーの方は自社の求人システムに「年齢」「年収」「勤務地」「職種」+「マッチしそうな業界」を入れて、数十件の求人を紹介するようです。

その上で、「書類通過率や面接通過率を考慮すると10件以上は応募しないと決まらないので、10件は応募してください」みたいなことを言うようです。

それを真に受けて10件、20件と応募する人もいけてないですが、そもそも、そのような求人紹介をしていては、「キャリアアドバイザー=求人システムを操作している人」なだけで、その人の志向性や性格、価値観に合った求人紹介からは程遠い仕事と言えます。

 

「キャリアアドバイザーこそ各業界、職種の勉強が必要」

 

大手人材紹介会社など分業体制で仕事をしている場合、行ったことも見たこともない企業の求人を紹介するケースが多々あります。

全てのクライアントを訪問して、理解するのは到底できることではないと思いますが、自分が頻繁に紹介する業界や企業がどのような会社で、競合はどこで、何で儲かっているのか?どのような人材を求める傾向があり、その業界に転職したらどのようなキャリアパスがあるのか?などは最低でも勉強して欲しいと思います。

カウンセリング対応と求人マッチング方法だけ上手くなり、自分が扱っているサービス(求人情報)を理解せずに成長が止まっているキャリアアドバイザーが多いのではないでしょうか?

 

マネジメントされる方は、数値管理や目標の成否だけではなく、何をどのように学べば昨日よりもいい仕事ができるのか?を教えてあげて頂ければと思います。

 

「適当な求人紹介は業界評判を下げるだけ」

 

また、常々思う事ですが、数十社も紹介して「当たるも八卦」みたいな求人紹介をしていると、結局転職に失敗して、エージェントに相談してことが裏目に出るなど、業界全体の評判を落とすことになります。

 

我々の仕事は、「個人の人生の岐路をサポートしたい」「個人のキャリアアップに貢献したい」と思ってキャリアアドバイスしているはずが、「求人媒体と変わらない」「相談しないほうが良かった」と思われたら悲しいですよね。

 

自分の仕事を意味のあるものにするのか?無意味な仕事をするのか?は私たち次第です。

 

「なぜその人にこの案件を紹介するのか?」を考えて求人をご紹介したいと思います。

 

 

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