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イタリアで日本文学ブーム、人気はエンタメ小説 背景にあの70年代アニメの存在

担当作家を海外へ進出させたい――というのは、編集者やエージェントの悲願なのではないかと思います。今回、弊社契約作家の津原泰水さんの『たまさか人形堂物語』がイタリアで出版されたのを機に、翻訳家のマッシモ・スマレさんにインタビューをすることができました。

イタリアでの現代日本文学ブームのご紹介とともに、エンタメ文学の翻訳出版についての貴重なレポートにもなったのではないかと自負しております。お読みいただけると嬉しいです。

日本とイタリアには、文学や漫画・アニメを通じた40年以上の交流の歴史がある。イタリア人読者は日本文学の中に何を探すのか──現地在住「グレンダイザー世代」の翻訳家に聞いたイタリアにおける現代日本文学事情。

今回の取材、とても面白かったです。昨今、いわゆる「純文学」の小説の海外進出は注目されており、よくニュースでも取り上げられています。一方、アメリカの翻訳出版事情についてまとめた辛島ディヴィットさんの『文芸ピープル』などでも、エンタメ小説の翻訳出版は需要があると予測されているものの、まだ現場は手探りで情報収集しているのが実情です。

引き続き、他の国の状況やエンタメ小説の翻訳事情について取材を続けていきたいと思います。「この人に取材してほしい」等々、ご希望やアイデアがありましたら、気軽にお声がけいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

お読みいただき、ありがとうございました!