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【書評&まとめ】USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

一言で表すと

マーケティングを使ってUSJをV字回復させた方法が実例付きで紹介されている本です。

アイデアを思いつく方法や、実際のアイデアがふんだんに記載されているので、企画の仕事をしている人やモノを売る営業マンにはおすすめの一冊です。


具体的な内容

アイデアを考えるためのイノベーション・フレームワーク

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アイデアを生み出すうえで最も大切なのが「何を必死に考えればいいかが分かっていること」です。
このイノベーション・フレームワークをフル活用して、何に注力するかを明確にすることで効率よく、最小の努力で最大の結果を得れるようになります。順番に解説します。

【フレームワーク】
❶戦略的フレームワーク

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・考えるべきアイデアを導き出す方法
・大きなところから考えて、その下の範囲を絞っていく
・どれだけ優れた戦略も、実現性がなければ机上の空論
・最後の戦術の実行具合が重要

❷数学的フレームワーク

・問題の本質を見つけるのに役立つ
・戦略的フレームワークも目的設定によく使う
・解決すべき問題点を最初に明確にすることができる(無駄がなくなる)
・足して100になる仮説を立てて検証する
例)集客が少なくなっている原因は?
✖:子連れが減っているのか?女性客が減っているのか?
○:男性客が減っているのか?女性客が減っているのか?
  11歳以下の子どもが減っているのか?12歳上の子どもが減っているのか?

【リアプライ】

・リアプライとはすでにあるアイデアを頂くこと
・どこかで成功しているアイデアを探して応用した方が、プロジェクトに圧倒的スピードをもたらす
・世界中のどこかに似たような問題に直面している人がいるはず
・アイデアを自分で生みだすための引き出し(ストック)が増える

【ストック】

・多くの人が夜遅くまで働きすぎ
・自分の業界のサービスを自分で体験する時間を作る
・自分の業界のインプットを増やす
・世界中のアイデアに触れ、リアプライできるようにする

【コミットメント】

・どれだけ必死に考え続けることができるか
・地球上で最も必死に考えている人のもとにアイデアの神様は訪れる
・経営資源で勝てないなら知恵で勝負

まとめ

USJを再建した具体例付きでマーケティング思考を学ぶことができます。

変化を恐れずに挑戦し続けることの大切さも熱く語られています。仕事のやる気が上がるだけでなく、実践的なフレームワークを活用していくことで実際の仕事にも十分に生かせる内容となっています。


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