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立ちション

立ったまま排尿

男性に出来て、女性に出来ないこと。それが立ちション。直立した状態で排尿を行う行為です。

最初に断っておきますが、これは性差的な話ではありません。男女における身体的特徴というだけです。

「男性より女性の方が比較的声が高い」などと同じ。

こんなこと、当たり前過ぎてこれまで意識せず生きてきました。ここで改めて、この特徴を整理して理解することで、生活の利にしていきたい。

今回はそういう話です。

クリエイティビティによって今の立ちションライフがある

はじめになぜ男性にだけ立ちションが出来るのか。そこから考えていきましょう。

人体の構造は男女で異なります。特に顕著に違いが現れるのが性器。男性の性器は身体から突出しており、尿道もまた然りです。

突出した性器によって、排尿に指向性を持たせることが可能となり、立ちションをしても、服などを濡らさずに済むんです。

また、尿は無秩序に飛散しないよう、螺旋状に排出されるといいます。要はピストルの弾と同じ原理です。伊達英二のコークスクリューブローと同じ原理です(?)

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伊達英二(はじめの一歩)

突出した性器、螺旋状に加わる力。この2つによって立ちションを可能にしているんです。

こうしてまとめてみると、男性用衣服の多くが立ちションを意識して作られていることが見えてきます。

ズボンのチャックや、パンツの面々交互に重なった構造。和式便所だって、座ってするのは体勢的にキツイ。(諸説あり)

昔の人達の創意工夫、クリエイティビティによって立ちションしやすい生活を送れているんですね。

ねらいうち

一方、デメリットもあります。

それは便器に当たった尿が跳ねて飛び散ること。通称"トビション"です。

先ほども書きましたが男性の排尿には指向性が存在します。向きがあるということは外れるということ。

そして高さがあるということ。物体の落下エネルギーは高さに比例します。要するに立ってるす排尿は飛びやすいんです。

自由落下エネルギーの法則
E=mgh

そのためほとんどの男性トイレには注意書きが貼られ、便器にはマトシールが貼られています。

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当たりどこが悪ければ、床下が汚れ、下手すれば自分にかかることも。

僕らは他人に迷惑をかけないよう、覚悟を持って排尿をしなければなりません。リスクを背負っていることを忘れてはなりません。

いちションいちションが勝負なんです。

【今日の一曲】立ちション/ギエドレ

フランスのシンガーソングライター。自主制作にこだわり続け、オランピア劇場を満員にさせるほど人気らしい。

この曲は毎回客席が爆笑の渦だとか。フランス語わからん。

社会的思想をユーモアで包んだキレ者アーティストだと思う。

ウフフ 立ちションしたいな
ウフフ、立ちション・・・

男っていうのはほんとに経済的よ
アンネは3ユーロ50
コンドームは道で無料配布だけど
ピルは健保の払い戻しだってない

45歳でイケメンおやじになれるってのに
現に私は30歳でもう古ぞうきん・・・

──「立ちション」より

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