ソーラーシェアリングとアクアポニックスから学ぶ次世代型農業の魅力 in 千葉県市原市

Social Design Girls 17 (SDGs 17)のテーマはどのように選んでいるのか?という質問をたくさんいただくので、撮影の裏側・テーマ設定について・考察の補足などを行っていこうと思います。

 今回のインタビューは、千葉県市原市です。
 今回は、SUNファム市原を訪問し、ソーラーシェアリングやアクアポニックスなど次世代型農業について学びました。
 ソーラーシェアリングは、施設上部で太陽光発電を行い、下部で農作物を育てる手法です。このような仕組みによって、100%クリーンエネルギーによる農業の実現が可能になります。農場で使わなかった電力は、売電を行うこともできるため、無駄のない土地活用が行えます。国土の2/3が山間地域である日本において、平地は貴重です。その農地にて、農業とクリーンエネルギー製造を同時に実現できるという技術は、これからの日本に必要なことといえます。また、太陽光パネルの設置によって、日陰を作ることもできるため、作業負担の軽減にも繋がります。農福連携の環境づくりにも最適です。その上、災害時には作物やエネルギーを地域に還元することもできます。
 アクアポニックスは、魚や甲殻類など水中の生き物の陸上養殖と水耕栽培を組み合わせた仕組みです。水の循環システムを活かし、水中の生き物の食べかすや排せつ物を植物の肥料とし、植物の力などによってろ過された水を養殖場の生け簀に戻す仕組みです。地球上の雲・陸・川・海の循環の縮図ともいえるこの仕組みは、海外などで食育など教育プログラムとしても注目されています。日本では。つくば近郊・南房総エリア・湘南エリアなどで運用されています。
 このように地球環境を意識した技術が農業の未来を変えていこうとしています。ぜひその様子をご視聴ください。

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