地域と世界の未来を変える余剰野菜を活用したダチョウ牧場 in 茨城県筑西市

Social Design Girls 17 (SDGs 17)のテーマはどのように選んでいるのか?という質問をたくさんいただくので、撮影の裏側・テーマ設定について・考察の補足などを行っていこうと思います。

 記念すべき第1回目のインタビューは、茨城県筑西市の「クイーンズ・オーストリッチつくば」の取り組みを紹介しました。
 「クイーンズ・オーストリッチつくば」は、筑波山の麓、肥沃な関東平野で2019年秋からはじまったダチョウ牧場です。この牧場は、ダチョウ飼育の常識を覆すべく、保温効果の高いビニルハウスを活用、コストを抑えることが特徴です。そして、さらに驚くことにこのビニルハウスは、余剰野菜の話でインタビューに登場する農家の小野田さんがDIYで作られたことです。まさに手作り感満載のダチョウ牧場となっています。

 ダチョウの餌は、穀物や葉物野菜などです。そのため、地域の抱える課題である余剰野菜の有効活用としてダチョウの飼育の話が持ち上がりました。
 茨城県筑西市は、都心のニーズに応える安定供給を行うために余剰野菜がたくさんでています。毎日、何トンという単位の食べられる野菜が緑肥として土に還っています。

 すなわち、このダチョウ牧場は、地域の課題を資源に変え、新たな循環サイクルを生み出すことを目的として立ち上がったプロジェクトとなっています。

 今回、Social Design Girls 17は、都心部一極集中の生活を支えるために余剰な資源を生み出している地方部が抱える課題を目の当たりにしながら、ポジティブな気持ちで課題を資源に変える取り組みを学び発信することを狙いとしてインタビューしました。

 みなさん考えてみてください。お肉は、環境負荷が高いため、食べることを禁止しますと突然言われたら、ショックを受けませんか?「禁止」といわれると人生の楽しみを失ってしまう絶望を感じませんか?このようなことになると、隠れた取引が生まれるなど、新たな社会課題が生まれてしまいそうですよね?
 そこで、今回のインタビューを通して、「お肉が食べられない未来ではなく、美味しいお肉も食べ続けられる未来を考える」というポジティブな発想が社会を変えていくというメッセージを込めました。

 社会には様々な価値観があります。0か100か。そのような決断が大切な時もありますが、本質を見極め、多くの人がポジティブな気持ちになる考え方を社会に届ける折衷案をクリエイティブに生み出すことも大切だと思います。

 Social Design Girls 17 は、インタビューを通して地域の魅力を発信することに留まらず、インタビューをする若者が多様な価値観に触れ、成長し、自ら考えて行動する機会に繋げて欲しいという願いが込められています。

 ぜひ、みなさん応援してください。

 Social Design Girls 17 の詳細は、下記のページをご参照ください。活動に参加したい大学生も募集しています。
https://broup.net/project/sdgs17/

よろしければ、下記のリンクから動画をご参照ください。
チャンネル登録・高評価・シェアのご協力よろしくお願い致します。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLndBlBBI2UN-QRk0moUuydTEua-Ll937j

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