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開幕も延期になったので埼玉西武ライオンズのオーダーを改めて考える

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待ち遠しかった2020年プロ野球開幕、忌々しいクソウイルスのせいで延期になってしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

先月あたりに一度ライオンズのオーダーについてのnoteを書きまして、そこそこ多くの方に見ていただきました。開幕直前にオープン戦も踏まえ新しくnotoを書こうと思っていたのですが、残念ながら開幕は延期になってしまいました。

なので、開幕が延期になり少し気持ちが沈んでしまった方や相変わらず開幕が待ちきれない方々へ向けて話題の提供程度でしょうが、このnoteを送らせていただきたいと思います。

「これはいいと思う!」「これは違くないか?」など賛成反対問いませんので、このnoteを話題にしていただけたら幸いです。

少しでも多くの人に見てもらえるように、読み終えた方はURLをSNSでシェアしていただけると嬉しいです。

数秒で終わる作業なので是非お願いします。では、本題に入っていこうと思います。


1軍メンバーと守備位置把握

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オーダーを考えていく前に、今季開幕1軍に帯同させたい選手をあらかた書き出していきたいと思います。

また、オーダーを考えるにあたり守備位置も整理しておきたいので、守備位置についての記載も追加して書き出します。

※今回は野手のみになります。投手は機会があればまた書かせていただきます。

下記がまとめたものになります。

西武ライオンズの野手把握

このメンバーにした理由をざっくりと書いていきます。

まず捕手。捕手は森友哉は言わずもがなですが、控え捕手として柘植・齊藤誠人を選出した理由は3つあります。

1つ目は岡田の不在です。オフの左膝手術の影響でB班スタートとなり、オープン戦が始まっても1軍に上がってこないところを踏まえると開幕は岡田不在と考えるのがベターでしょう。

2つ目は昨季の捕手運用の反省です。昨季は1軍捕手が森・岡田2名であることがほとんどでした。これでは第3捕手がいないので、森を休ませ岡田を使うことが難しく、そこに岡田の負傷離脱も重なり森捕手固定になってしまい負担が集中してしまっていました。

3つ目は二軍の捕手運用です。プロ年数の長い駒月を齊藤誠人の代わりに1軍に入れる方法もあったのですが、それでは二軍の捕手が岡田以外が牧野・中熊とプロ3年目未満の若手のみになってしまいます。二軍の試合をきっちり回すこともチームにとって重要なことなので、経験のある駒月を残しておくのが良いかなと思いました。

岡田が復帰次第また面子に変化はあると思うので、岡田の完全復活まではこの体制が一・二軍ともに良いと思います。


続いて内野手・外野手です。注目すべきところは佐藤・森越・山野辺・川越あたりでしょうか。

佐藤は練習試合やオープン戦での打撃や、昨年から目立つ三塁守備の巧さを考えたら選ばない理由はないかと思います。中村のバックアップはもちろん、中村をDHに置いての三塁レギュラーも期待していいレベルの選手です。

森越は複数ポジションを守れるバックアップとして重宝できることです。なにより遊撃の源田のバックアップとしての役割が大きいです。昨季源田の欠場も何試合かあり、そこでやはりバックアップはかかせないなということで現在一軍に帯同を続けている森越をピックアップしました。本当は山田をピックアップしたかったのですが、現状の実力を踏まえるとバックアップというより育成・経験蓄積的になってしまうため非現実的と考え除外しました。

山野辺に関しては、打撃の成長が見えオープン戦でも少ない機会ながら結果を出し続けていることから選出しました。守備に関して外崎のバックアップや外崎と並行して起用できるほどのレベルにはないので、守らせる場所がないという問題はあります。ですが大量点差での途中出場や走力と打撃を考慮しての1番DH起用ならアリではないかと考えピックアップしました。

川越ですが、ライオンズのオープン戦を見ている方々なら説明不要かと思われます。ロッテとの練習試合から力強い打撃を続け、他の若手とは一線を画したアプローチをしています。スラッガーの片鱗も垣間見え、スタメンとして開幕から使っても問題ないでしょう。

これらのメンバーから次章ではオーダーをいくつか考えていきたいと思います。


オーダーを考える

それではここから、2020埼玉西武ライオンズのオーダーを考えていきたいと思います。

様々なケースを考慮し、私が思いつく限りの良いと思うオーダーを何個か紹介していきます。

あくまで基本形を掲示いたします。もちろん上位打線は基本的に人を入れ替えないことが前提ですが、下位打線やポジションによっては選手の状況と試合展開に応じていくらか入れ替えが必要になるものと考えてみてください。

貴方の推しもこの図には書かれていないかもしれませんが、必要な戦力です。推しと入れ替えたオーダーも想像しながらご覧ください。


オーダー①昨季踏襲改良型

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このオーダーは昨季秋山のいた1番に外崎を置き、中村守備負担軽減のために指名打者。代わりに佐藤を三塁に入れたものです。また、ライト木村のところに川越を入れました。

外崎については今季三振数を減らすためにフォームの改善を行っています。これによって昨季と比べて長打の微減と出塁率の向上が期待されます。それを踏まえ外崎を1番に置き、基本的には昨年に近い流れで攻撃できる用意オーダーを想定しました。

西武ライオンズのオーダー2019.ver

こちらはより昨季のオーダーに近くなるように組んだものになります。上のオーダーとこちらを使い分けるのが現実的な運用になってくるのかと思います。特に6~8番まではスパンジェンバーグ、メヒア、栗山、木村、川越、佐藤、鈴木を流動的に当てはめていくとよいのではないでしょうか。

おそらくこのオーダーが私たちファンとオープン戦を見る限りのライオンズ首脳陣の考えを擦り合わせたものなのではないでしょうか。そう考えると最も今回の中では現実的で再現される可能性の高いオーダーかもしれません。


オーダー➁現有戦力最大火力型

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こちらは先ほどよりさらに攻撃力に重きを置いたオーダーをとなります。現有戦力で考えられる中での最大火力配置と私は考えております。

なんといっても「2番 キャッチャー 森友哉」です。オープン戦で多く組まれている打順から2番の源田を9番に下げ、森や山川を1つ上に詰めたものです。金子・森で1点が最高ですが、金子が倒れても森が高出塁でチャンスメイクor出塁し、山川・中村で掃除します。残りを外崎で掃除かつ俊足外崎には外崎以降の打順でのリードオフマンを担ってもらい、スパンジェンバーグや佐藤、川越でチャンス増大や掃除をしていくのがマックスのイメージになります。

ただ、こちらのオーダーは金子がダメだと初回が1アウトからのハンデを背負った1番森友哉になってしまうことや、2番 キャッチャー 森友哉の負担が尋常じゃないと思われるのでシーズン通して組めるようなオーダーとしては現実的ではないと思います。


オーダー③現有戦力最大化力型森負担軽減ver

西武ライオンズのオーダーmoriyasumi (2)

オーダー➁現有戦力最大火力型では2番森友哉の負担が尋常じゃないことが考えられ、シーズン通して組めるようなオーダーとしての現実性に欠けていました。そこを踏まえ、森を指名打者に据えルーキー柘植をスタメン捕手に置くオーダーを考えました。

こうすることによって森の負担を軽減しつつ、火力もほぼ維持できると思います。柘植のところは岡田でも全く問題ないと思うので、岡田が1軍合流後はスタメンマスクを岡田に被せるのが良いでしょう。

あくまでオーダーの1つの案ですが、昨季森に多大なる負担をかけたことを考えると、何試合かはこういった選択肢もとらなければいけないのかなと思います。


オーダー④森完全休養型

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オーダー③に続いてこちら2つは森を完全休養させるオーダーになります。DHで負担は確かに軽減できるものの、捕手もやりながらフル出場というのはどう考えてもバカです。なので、シーズン前半の3連戦カードを2連勝して迎える3試合目などで使ったらいいと思うオーダーです。オーダー③同様柘植の所は復帰し次第岡田でも問題ありません。状況によって佐藤やメヒアを上手く使い分けられれば幅も出せます。

このオーダーの問題としては、左投手が先発だった際に、オープン戦を見る限り明らかに左投手を苦手としているスパンジェンバーグが1番として機能しない可能性がある点です。

そういった場合は、、、

西武ライオンズのオーダーmorikyuuyoupart5

このようなオーダーになってくると思います。スパンジェンバーグを外し栗山でオーダーを組みます。1・2番が金子源田の並びになるのも森を休ませる試合でスパンジェンバーグが使えないのであれば許容せざるを得ないかもしれません。

なので、現在オープン戦で組まれているオーダーは非常にもったいないと感じるのです。パターンの一つとして1・2番金子源田があるのは良いと思いますが、ベストの並びでは決してありません。

スパンジェンバーグが本当に使い物にならないとなかなかオーダーも厳しいものになってくると実感しますね。MLBでも活躍していた外国人なので全く使い物にならないということは考えにくいですが。


オーダー⑤山野辺二塁スタメン想定型

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こちらはオープン戦で打撃好調の山野辺を二塁に据え、外崎・スパンジェンバーグのUT性を使わせてもらったオーダーになります。単純な攻撃力はオーダー②に匹敵するものになるのではないでしょうか。

しかし二塁守備では山野辺は外崎には及ばず、現状二遊間の守備力に投手陣が依存気味のチームなので非現実的なオーダーかもしれません。高橋や今井、松本ら若いエース候補が支配的な投球を続けるシーズンになったのなら、どこかで試してもいいかもしれませんが。


オーダー⑥1番DH山野辺特攻型

西武ライオンズのオーダーdhyamanobe

前述のオーダー⑤の問題点を踏まえ、山野辺を1番DHに据えたものがオーダー⑥になります。

たしかに二遊間の守備力に依存気味なライオンズにとって外崎・源田を解体することは少々危険な賭けになります。なのでトノゲンを解体せず、昨年から人材難であるDHに山野辺を据えました。打力の向上著しく、昨季イースタン盗塁王の走力も持ち合わせる山野辺ですから1番を打たせてみるのも面白いでしょう。

この打順だと1から9までそれなりに厚みのある打線が組みあがるり、守備が破たんするリスクも少ないので思いのほか現実的なオーダーかもしれません。辻監督が組むかどうかは別として。



やっぱり欲しかった、ロメロかパーラ。そしてデカいぞ両Aメンの穴。

如何でしたでしょうか。いくつかのパターンのオーダーを想定し、紹介してきました。もちろんこれはスタメンの基本型になるため、選手のコンディションに応じて他選手が名を連ねることや、試合展開に応じて随時交代が行われたりがあって当然です。柔軟な運用を前提としての基本型とも見ていただけたら幸いです。

さて、ここまでオーダーについて考えてみて色々思うところはありましたが、やっぱりこの2点に尽きるのかなと。


①5番ポイントゲッター外国人欲しかった

②浅村・秋山の穴デカすぎ


①はベテラン中村をいつまでも中軸で計算するのはリスクが高いため、中村を少し後ろに下げて5番にポイントゲッターとして置ける外国人が欲しかったよね、ということです。打撃に円熟味が増している中村とはいえ怪我や劣化の可能性は依然として高いままであることを考えたら楽天・ロメロや巨人・パーラのような選手が必要だったなぁと思います。

②については①にも関連してきます。一昨年に浅村が抜け、大きく戦力を落としたかに見えたライオンズは外崎の覚醒で見事に穴を埋めたかのように思われました。しかし、秋山まで移籍してしまった今年、埋めたかに見えた穴が実はまだ穴のままで位置が移動しただけだということに気づきました。スパンジェンバーグの獲得や鈴木、川越、佐藤らの成長があるとはいっても浅村・秋山が抜けた分の戦力的損失と比べたら依然マイナスに変わりないでしょう。

まぁたしかに、2018のスタメンは奇跡の世代といえなくもない凄まじいメンバーが揃っていました。そう考えたら、このくらいの戦力でも十分良い方なのかもしれません。しかし、そんな凄まじいメンバーを揃えてもなお、ソフトバンクを破ることはできませんでした。今年の西武としての目標はもちろん3連覇と悲願の日本シリーズ出場&日本一でしょう。そう考えたらやはり両Aメンが移籍して生まれた戦力的損失を補うのがマストで、その上で佐藤や川越ら若手の成長が戦力にさらなるプラスを作っていく状態だったらよかったのかなと思います。

それはもうオフの補強の時点で半分くらいはわかってしまうことだったので今更どうこうできません。なので今回挙げたオーダーのように持った戦力で幅を出して勝負し、戦っていけたらよいのではないのかなと思います。


最後に

新型コロナウイルス終息時期が不透明で、開幕もハッキリしませんが私のnoteでなにか小さくてもいいので開幕が待ち遠しくなり楽しめる話題が提供できたら幸いです。

長い文章最後まで読んでいただきありがとうございました。

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