一気に
冬本番になりました、盛岡。
一晩で街は真っ白になり、気温はあっという間に氷点下。
ここが首都圏ならば全国ニュース並みの出来事なんだろうけど、東北ですからね。
雪かき用のスコップやスノーダンプはみんな持ってるから慌てることなく雪かきしてるし。
雪道だってなんのその、滑りにくい仕様のブーツ履いてなに食わぬ顔で通勤・通学。
よく東京なんかだと雪の積もった道で転んでる人をニュースで流したりするけれど、映像見る限り、「そんな踵から着地するような歩き方したらこけるに決まってるべよ~~」と訛りたくなる。
凍結した道路では、「歩幅は小さめ」「踵ではなく足全体で着々」が鉄則(だと思っています、個人的な見解ですが)。
誰かに教わったものか、経験から学んだのか、大人も子供も雪道の歩き方を自然とマスターしてるのが雪国の人間だよなぁって思います。
◇
あと、雪道を歩くときの独特な行動だと思うことがひとつありまして。
歩いている道路が、雪道からアスファルトなどの「雪が積もっていない」道路に変わるときって、みんな足をドンドンと勢いよく踏みつけるんですよね。
(これ、文字で書くと非常に伝わりにくいのだけど笑)
これって、靴についた雪を足を踏みつけた時の振動で落とす、行為なんです。
雪の季節になると、誰もが当たり前のようにやる行動だから気にも止めてなかったのだけど、今日街を歩いていて、道のあちらこちらでドンドンっていう音を聞いて「あ、雪の季節きたーー」と実感。
靴の裏に雪がついたまま、いきなり屋内なんかに入るとめっっちゃ滑るからそれを防ぐため。
雪がついたまま家に入ると玄関がびしゃびしゃになるからそれを防ぐため。
どこかにお邪魔するとき、先方の玄関を汚さないため。
単純に、靴に雪がついたままだと靴が濡れるからそれを防ぐため。
なんか、具体的に考えれば考えるほど、なんて説明していいのかわからなくなってくる……
とにかく、このnoteを読んでくださった雪国の方が「すごい分かるわ~~」って共感してもらえれば御の字です。笑
逆に、あまり雪が降らない地域の方であれば「そんな文化があるんだねぇ」と思ってくれれば幸いです。笑
母国語と同じで、文化って言葉で説明するの難しいと思う。
当たり前にやり過ぎてて、理論とか理由とか超越してるじゃない?
雪国の暮らしの文化、改めて考えてみた12/15でした。
雪国の人間はたくましい。
明日も氷点下5度だって、おっそろし~~❄️❄️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?