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ラックライフのツアーと私が音楽を聴く理由

初めてラックライフのライブに行ってきた。

場所は仙台MACANA、思い入れのあるライブハウス。

ラックライフを知ったのは「文豪ストレイドッグス」のアニメのエンディングテーマを歌っていたから。

文ストは大好きな作品なので、自然とラックライフの音楽も耳に入ってくる訳で。

「風が吹く街」「名前を呼ぶよ」「Lilly」どれも好きだなぁ、カップリングもハマるし、PVもいいなぁ、よしいつかライブに行ってみよう

という夢が1/31に実現しました◎

自分でいうのもあれだけど、私かなりのライブ玄人なので、好きなバンドのライブはほとんど全部行ってる。

好きなバンドだけどライブは行くの初めてだ~どきどきする~

っていう感覚もひっっっさしぶり。

ライブ初心者だった頃をちょっと思い出して懐かしくなった。

ライブが始まって、バシバシ飛んでくる爆音に心が高鳴った。

眩しい照明に照らされたステージは別世界のようだった。

包み隠さず正直に書くと、ラックライフの曲を全部予習して行った訳じゃなかったから、分からない曲も多かった。

でも、PONさんの「あなたに刺さって抜けない歌を歌っている」という言葉に裏付けられた通り、すっと心?耳?に入ってくる曲が多かった気がする。

そして、ライブ中盤のMCでの出来事。

PONさんが、昨年は事務所が変わったこと、大事なライブハウスがなくなってしまったこと、色々なことがあって苦しい1年だったと言っていて。

本当に音楽を辞めようかと思ったと。
また1から始めていける自信がなかったと。

それでも「あなた1人」がいたから、「あなた1人」が出会ってくれたから、今こうしてステージに立って歌えていると。

本当に苦しい日々だったことがひしひしと伝わってきて、ここ最近しんどい日々を過ごしていた自分と重なって、自分でも驚くほどボロボロ泣いてしまった。

私なんて今日初めてライブにきたし、なんなら分からない曲も多くて少し申し訳ない気持ちもあるのに、「あなたがいたから」なんてそんなそんな言葉をかけてもらえるような人間じゃないんです……

でもなんか涙が止まらないっす……

こんな感情になったのは初めてだった。

音楽家とは、バンドマンとは、とても華のある職業。でも、その裏にはとんでもなく苦しい、私たちには計り知れない日々があるのだと思う。

「あなた」に笑顔になってほしくて歌っていることが、自分たちを救っていると。音楽を辞めようと思っても、ステージの上から見える「あなた」の顔が浮かぶと。

言葉の重みが違う、そう思うとまた泣けてきて。

こんなにライブで泣くなんて思わなかったぜ、私。

何故私は音楽を聴くのか、改めて考えてみた。

「音楽で自分を救うため」だと思った。

今まで出逢ってきた数えきれない音楽たちは、私の色んな感情に寄り添ってくれて、沢山の場面で私を支えてくれて、背中を押して、慰めて、守ってくれる。

きっと、私にとって音楽は一種のお守り。

そして、何故私はライブハウスに行くのか。

お守りみたいな音楽を生み出してくれるバンドマンに直接会いに行くため、応援するためだと思った。

自分を救うための行動が、私を救ってくれているバンドマンを支える力になっているのか。

ライブハウスとは、最高のwin-winの関係が成り立つ素敵な場所なんだと思えた。

大好きなバンドがまた一つ増えてしまった。

私を救ってくれるヒーローみたいなバンド、ラックライフ。

「あなた」という言葉の重みが違う。

また必ず会いに行こう◎

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