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逃げてもいい。その先で何かしらの努力と、新しい世界に行く準備を忘れずに~腑に落ちた記事の話

記事を読んで「あーなるほどな」と思った。

「逃げてもいい」
うつ病を発症して休職、退職をした時に散々周りに言われてきたことだ。

私もそう思う。
自分を蔑ろにされたり大事にしてもらえなかったり周りと合わなかったり自分がいてしんどい場所にわざわざ身を置いている必要はないと思う。
辛いのなら逃げてしまえばいい。
その場から去ってしまえばいい。

「辛いのなら逃げろ」
処世術の1つだし社会人生活を送る上で、いや、生きていく上で意識しておくにこしたことはないキーワードだろう。

現に私がそうしてきた。
新卒で入った激務の会社はあっさりと1年で辞めたし2社目でうつ病を発症した時もさっさと休職した。
自分が「いたくない、苦しい」と思った場所からはなるべく早く去ってきた。
そのおかげで多方面に心配や迷惑をかけたことについては本当にごめんなさいと思ってはいます。特に両親。

話を戻そう。

しかし私は疑問に感じていた。

「本当に『逃げるだけ』でいいのか?」

この疑問はうつ病になる前から感じていたことだ。
特にうつ病になり就労移行支援に通ってからはこの疑問はより強くなった。
先に卒業していった方やイベントで会うOBOGの方を見ているととてもそうは思えなかった。
確かに彼ら彼女らは1度は社会から逃げ出してきたのかもしれない。
だが、また社会へと戻っていく先輩方を見ていると

「本当にこの人たちは『逃げた』だけだったのだろうか」

と常々疑問に感じていた。

そんな疑問を言語化してくれたのが上記のライセンス藤原さんの記事である。

嗚呼。そうか。
私も就労移行支援の先輩方もただ逃げていたんじゃない。

「新しい世界へと旅立つ為の努力と準備をしていたんだ」

腑に落ちた。ものすごく腑に落ちた。

私はおそらく「逃げる」という言葉に語弊があると思っていたんだと思う。
「逃げる」と言うとなんとなく嵐が過ぎ去るのをただただじっと耐えているだけのような「受け身」の姿勢のように感じていたのだと思う。

私も先輩方もただ受け身の姿勢でいた訳では無い。
病気について学び、再発防止策を考え、よりよく自分らしく働いて生きていくための努力をしてきた。

「逃げる」という言葉とは真反対の「攻め」の姿勢でいたのだ。

とこういうわけで私の長年?の疑問は見事に解決と相成った。

以上。思ったことまとめでした。

この記事がなんかしらの「旅立ち」の準備と努力をしている誰かの餞になれば幸いです。

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