距離感

今日は街中へお買い物に。
名古屋って少し車で走るととってものどかな街で、
栄のあたりに行くと別世界って感じ。
栄のあたりに行くことを私は「都会へ行く」と言っている。
うちの周りはカエルの鳴き声も凄いし、
セミの鳴き声も凄いし、
甥っ子は毎日のようにシオカラトンボやギンヤンマを捕まえてきて見せてくれるし、
実家の真ん前でザリガニも釣り放題。
なんなら岩手や青森に住んでいたときよりもロハスな生活をしている気がする。

そう、そして今日は都会へ出たのだ。
抱っこ紐の赤ちゃん連れだったので、
ぶらぶら色んなところを見てはいるが、
そのぶらぶら速度がめちゃくちゃ速い!!という、微妙なまわり方で都会を満喫してきたのだ。
そうしてぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しんでいるときに、距離感がおかしな男に出会った。
ぶらぶら速度がMAXのときだったので大変驚いた。
某GU○CIの店員だ。
店舗に入り、一周するのに2分、いや1分もかからないくらいのぶらぶら速度で歩いていた私たちに、
入り口から出口までペースを落とすことなくぴったりと張り付いて話しかけてきたのだ。
その回数、なんと5回!!
こんな速さで歩いているんだもん、買うわけなかろう。
それなのに必死で、常に私の右側後方を完璧にマークして…。
ぶらぶら速度MAXで申し訳ないし気まずいし、で私は目も合わせていないのに。
きっと次きたお客さんには話しかけてみろよ…って上司に言われていたんだろうよ。

入り口から25%ほど進んだところで
「今日はお財布を探されていたんですか?」
「あ、いえ…いろいろ」(なぜそう思った?こんなに忙しなく歩いているのに)

入り口から40%ほどのところで
「お子さん可愛いですね」
「あぁどうも〜」(見えるのか、子供左向いてるぞ…)

入り口から70%ほどのところで
「他にどちらを見られてきたんですか?」
「今日はまだ来たばかりで〜」(…)

入り口から75%ほどのところで(刻みが細かくなっている)
「お出しすることもできますよ」
「あ、はーい」(何も目に留めていない速さなのに、何を出すんだろう…)

入り口から90%ほどのところで(ほぼ出口)
「GUC○Iに来るのは久々ですか?」
「え、はい…」(ほぼ出口でこの質問?で、結構失礼じゃね?え、ここまで頑張って張り付いてきたのに最後の会話これでいいの…??)

というね、出来事がありまして。
距離感って大事だな、と思ったんです。
だってこの会話全部、ぶらぶら速度MAXの凄い速さで行われているわけで。
軽く他のお客様の迷惑だよね、と思って笑えたけど。
そして忘れてはいけない…スタートは一緒だったはずなのに、私と店員さんの速さよりも、さらに上行く速さで先に1周していた旦那がいたこと。
なぜ入ったよ、GU○CI…

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