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ものごと

もう少しクリアに物事を見てみたいと思うのだけれど、そもそもクリアってなんだろう。明瞭、明快。公正?公正は難しい。明日ひっくり返るかもしれない「正しいこと」は、手に追えない。いつも本当のことを知りたい。嘘と同じ数だけ真実があると思っている。人の数ほど。そう思うと興味深い。異文化の国に旅行するのも楽しそう。

ドキュメンタリー映画の好きなところは、必ず監督の主観が入ること。メッセージ。私は基本的にやり取りが好きなのだと思う。詩はやり取りな気がする。一人遊びというか、箱庭を大事につくっていく感覚。でも形がないから自由。オープンだけど閉じている。閉じているけれど開いている。

事実と感情の分け目。幼少期、親以外の人間から怒られることは恐怖でしかなかった。異常な恐怖感。神経質さが表面に出ると、ホチキスの針を誤って飲み込んだとありもしない空想をし、思いこみで泣いた。今同じことが起きたらどうしてそんな状態になっていたかわかる。混乱と疲労。説明がしっくりと当てはまる言葉を知っているのと、全く知らないのでは大きな違いがある。私は感情の名称を知っている。副詞も習得している。でも驚くのは、大人になった今も、案外、自分の視点で語れる言葉が多くないということ。一番寂しいのは、一人になることよりも、自分で自分のことがわからなくなってしまった時だと思う。同調は共感にあらず。知らず知らずのうちに自分を真正面から見ずに、見捨てていって、気付かないうちに取り戻せなくなるのが怖い。前になんか進みたくない。今まで前進や向上の果てに何があった?成果なんかいらない。早く元の姿に戻りたい。

引用やソースも大事かもしれないけれどすべてはわたしのこころから

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