夜道で車がパンクしたとき、一緒にいたい女は誰?|選ばれる女の極意
「あなたは、自分に自信がありますか?」
突然ですが、この質問に「はい!」と即答できる人は、どのくらいいるでしょう?
実際、かなり少ないんじゃないかなと思います。
「私なんか......」
「最近良いことないな」
「何をしてもイマイチうまく行かない」
そんな風に思うことは、少なからず誰にでもあるはず。
そこで、なかなか自信が持てない人、落ち込み気味な人、ただ明るい気持ちになりたい人 etc...... に、ぜひ観て頂きたい映画がコチラです。
【恋に効く】ダブルアールおすすめ作品Vol.1
アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング|2018年公開
これは外見にコンプレックスを抱える主人公のレネーが、ある日頭を強打し、自分が絶世の美女に変身したと勘違いをするというコメディ映画。
トンデモ設定ではありますが(笑)、美女になった(と思っている)レネーは、たちまち自信満々で美女然として振る舞うようになります。
ボディラインを強調する服を着たり、ただ近くに立っているだけの男性にナンパされたと思い込んだり、ビキニコンテストに乱入してセクシーダンスをノリノリで披露したり……と、そんはシーンはとにかくコミカルでお腹を抱えて笑ってしまうくらい面白いのですが(笑)
コレ、実はすごく重要なことを示唆しています。
選ばれるのは、自分に自信のある女
そう。この映画の最大のテーマは
『セルフエスティーム、いわゆる自己肯定感』。
レネーは「自分は美女だ」と心の底から信じて行動することで、それまでの人生をガラリと変えていきます。
もちろん実際は元の容姿のままなので、変わったのは“心”だけ。
ポジティブでいること、自信を持つこと、「私はスゴイ!できる!」と信じること......。言葉にすると月並みではありますが、レネーを見ていると、こうした行動がどれだけ重要か胸に沁みます。
物事には必ず二面性があって、どんなことでも”良い”と捉えるか”悪い”と捉えるかは自分次第なんですよね。
そして、この捉え方次第で、日常も人生もまったく違うものになっていく。
実際「心の持ちよう」で人の生活が豊かになることは、心理学や脳科学、量子力学など、様々な分野で証明されているそうです。
人がネガティブになってしまう理由
余談ですが、ならばなぜ人は「ネガティブ」になるのでしょう?
それは、脳の1番の役割が
命を守ること=リスクマネジメントだからです。
これは生物としての本能(動物脳)なので、もともと100%ポジティブな人というのはいません。
しかしながら、人間はもう動物ではないし、現代社会ではよっぽどでない限り命の危険はない。よって、実はネガティブ思考ってあまり必要ないですよね。
なので人は、理性を使い「ポジティブ」になっていくのです。(一説によると、ネガティブな人ほど生命力が強いそうです。逆に。笑)
話が逸れましたが、レネーに救われる女子はきっと多いはず。
むしろ男性も、この映画を観たあとは女の子に優しくなれるんじゃないかと個人的に思いました。
笑えるコメディなのに、後からジワジワ深く考えさせられる映画というのは珍しい......。
最後に、この映画の中ではいくつも名言が飛び交うのですが、私が一番刺さったセリフはコチラです。
It is a lonely dark night and you have a flat. Who do you wanna next to you? Your girl. She can handle herself in a knife fight.
夜道でパンクした時に一緒にいたい女はどっちだ?絶対あんたの女に決まってる。
これは、ビキニコンテストに飛び入り参加し、スタイル抜群の美女たちに並んんでセクシーダンスを披露したレネーへの賞賛の言葉。
選ばれる女というのは、究極的にこういうことなんでしょう。
外見や小手先のテクニックはほんの入り口。
窮地に陥ったときに隣にいて欲しい。そんな風に思われる女性は強いのだなと、改めて痛感させられた映画でした。
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