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『稲盛和夫一日一言』11/12 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 11月12日、今日の一言は『強く一筋に思う』です。

 理想に対して、「そうは思うが、現実には難しい」という気持ちが心の中にあっては、物事の成就が妨げられる。
 人は自分が信じてもいないことに、努力できるはずがありません。強烈な願望を描き、心からその実現を信じることが、困難な状況を打開し、物事を成就させるのです。

 昭和57年(1982年)の経営方針発表会で、次のようなスローガンを掲げました。
   『新しき計画の成就は 只不屈不撓の一心にあり。
       さらばひたむきに、只想え、気高く、強く、一筋に』

 おそらく、必死になって考えていたときに、中村天風さんのこの言葉に出会ったのだと思います。ただし、「気高く、強く、一筋に」という最後の3つの言葉は付け足しではありません。これらの言葉が非常に重要なのです。
 清く正しいもののことを「気高く」と言います。気高いもの、美しいもの、そういうものを思いなさい、ということです。そうした清く正しいものでなければ成就しない。強く一筋に、つまり右顧左眄(うこさべん)することなく、ただただ一筋に、清く正しい願望をまっしぐらに思えば、必ず成就する。それが天風哲学の最大の教えです。
 ここでは、ただ単に技術開発、業績向上だけを思えばいいというのではなしに、そういうものを成就していくために持つべき精神状態というものを力説したわけです。

1994年 第3回盛和塾全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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