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組織とゴキブリの話

こんにちは、RYOTAです。

今日のお話はゴキブリのお話です。

貴方の所属する組織が小さい場合、ゴキブリが発生しても協力して叩き潰せは事足りるでしょう。

所属する組織が大きい場合、まず対策会議が作られます。そして経理に予算を申請します。経理部は言います。

「そんなに予算は割けない。」

対策会議は再度対策を検討します。
経理部は対策の採決を役員会に申請します。
役員会はなかなかOKを出しません。

対策本部、経理部、役員会何度も話し合ってようやくゴキブリ対策ができるようになりました。


ここまで苦節、3年。組織はゴキブリだらけになり、再起不能になりました。


このお話は米GEの元会長、ジャック・ウェルチのお話です。

(少し改変してあります。)


このお話、ゴキブリを会社の問題因子に置き換えてみましょう。


組織が小さいうちはトラブルが起きても比較的素早い対応が可能です。人数が少なく、お互いの意思疎通が十分出来ているからであり、組織でなくとも個人の能力で何とかなってしまうからです。

これが組織が大きくなった場合どうでしょう。トップとボトム(社長と平社員やバイト)との意思疎通は速やかに行えなくなります。
部門ごとに対立や意見の不一致が起こり同一の方向を向くことが難しくなります。

そうして問題解決が遅くなり解決策が提示する頃には問題は大きくなり別の問題を引き起こしたり、その解決策では対応出来なったりします。

こうして組織は生き残れなくなっていくのです。

欧米企業はこれを十分理解していました。
なぜ理解出来たのかってお話はまた今度。

そしてこのお話、働き方改革、次世代企業の特徴になっているのです。

一つ例あげましょう。

「Sarahah」というアプリをご存知でしょうか?


完全に匿名でメッセージを送受信出来る上にそのメッセージに対して返信もコンタクトをとることもできないという完全一方通行のメッセージアプリです。

このアプリ実はサウジアラビアの企業が

企業内での速やかな意思疎通を図るために作成したものでした。


これを一般向けに公開したところ大ヒットしたのです。

日本企業でも同様のシステムをもっと導入して欲しいですね。

日本企業ではボトム層からトップ層への意見具申が通りにくい事に

対してトップダウン型の指示は速やかに通りやすいですね。
(これは日本に限った事ではないですが。)

このシステムを使用すれば大規模な組織でも
小さな組織のように速やかな意思疎通が可能です。経理なんかの煩わしい部署を通すことなく役員会へ繋ぐことが出来るのです。

古風な風潮に囚われることなく、
流行や最先端の仕組みを素早く導入できるか。
こうして「動ける組織」を作れる組織こそがこれからの時代には必要なのです。


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