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おめかし

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おしゃれやおめかしの悲喜こもごもをのぞかせていただいてます。
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#服

文化的ミニマリストの年間ワードローブ20着まとめ(2022年)

既に手垢にまみれきった「ミニマリスト」という言葉を使うのが適切なのかは分からないが、私が狭い狭いワンルームで一人暮らしをしていた頃に思いつきで始めた断捨離がもう5年は続いている。 それは世間的なブームというものもあったが、常に頭の中が言葉で埋め尽くされてしまう性質を抱えていた私にとっては「身の回りにある物の総量が少ないこと」がとても心身に合っていたからのようにも思う。 最初は大物である家具やインテリアに始まり、続いて家電や日用品へと続いた。物を減らしながらできる範囲で美し

2021年 買ってよかったファッションアイテムBEST5

これが今年最後の記事になりそうです。 今年の物欲を振り返って、自分を諫める意味でもこれは年内に書いておきたいなーと思いまして。 それでは、今年の戦利品を振り返っていきます。 5位 BarbourのBEDALE単独記事はこちら。 これに関しては、今後の期待値も込めての5位というか。 合わせやすいし気に入ってるんですけど、まだ買って日がなくてあまり着れてないんですよ。 今後バチバチに着倒してやろうと思ってます。 4位 UNIQLOのペグトップハイライズジーンズ(レディス

素敵なコートに出会った話

服が好きだ。 初めてnoteを書いてみるが、その初めては大好きな服のことにしたい。 9月になり、秋がちらりと顔を見せた途端わたしの中の秋服を買いたい欲が爆発し、散財に散財を重ねているのである。 まず手始めにコートを2着も買ってしまった。 9月の初めに古着屋さんを巡り、自分に合うコートを目指して試着を繰り返した。 そうして出会った運命のコート。 憧れのバーバリーのステンカラーコート。 玉虫色の光沢があってとっても美しい。 とても状態が良く、正直予算オーバーだったがその美

かわいい服が着られない。

先月友達にあげたスカートのことが頭の片隅から離れない。 膝丈のフレアスカートで、黒のギンガムチェックの柄で、その上を覆う形で黒のレース生地が乗っている。品のよい、誰が見ても文句なしにかわいい、と形容するスカートだった。もちろん私だってかわいいと思っていた。ただ、似合わなかった。どうしても、自分がこのスカートを着る側の人間だと思えなかった。 そもそもが、自分で買ったものではない。母親が自分用に買って、でもやっぱり若すぎるから着られない、と言って私にくれたのだ。 それは数年間ク

【毎日ディティール】パンツのダーツ

オールドイングランドのパンツを裏返したら… これは雑な処理じゃないんですよ。 返し縫いをするとその部分の強さや厚みで表にひびくので、 縫止りを長く残して根元で結ぶ、返し縫いに代わる手法。 注文服や手作りの服に用いられるディティールです。 このような手法はコストや管理の面で非常に難しいため、 大量生産の服はもちろん、それほど大量ではない場合でも既製品にはあまり採用されません。 OLD ENGLAND PARIS オールドイングランド・パリってなんかひっかかる この

参考にしているファッション本

素敵の法則 似合うの法則 政近準子さん著 具体的で細かいけど、知っておけば一生使える知識がたくさん。 おしゃれはほどほどでいい 赤い口紅があればいい 野宮真貴さん著 優しい口調で大人の女性に向けたファッションや振るまいについてのアドバイス。シンプルで読みやすい。今の自分に大きな勇気を与えられた本。読後、シャネルのカウンターへ走ってしまった。 わたし史上最高のおしゃれになる! お金をかけずにシックなおしゃれ 小林直子さん著 もはや聖書…ブログも何もかも熟読。 よ

服を作る

<きっかけ>服を作り始めたのは、2008年に、J・CREWという米アパレルブランドが日本から消えたことがきっかけでした。 ライセンス契約していたレナウンが、店舗販売から撤退したのです。 J・CREWはお気に入りのブランドでした。 デザインはオーソドックスでシンプル、色がきれいで、質がよく、リーズナブル。品のいいアメリカの大学生のイメージでした。 一度好きになると、ずっとその店で買う人間なので、途方にくれました。 これから洋服をどこで買えばいいの、、、。 <出会い>そん

袖を通せなかった愛しい子たち。

自分で言うのもなんだけど、多分私は衣装持ちだ。 その理由はいくつかあって、まず第一に洋服が好きで季節ごとに必ず数着購入してしまうこと。第二に、物持ちが良いということ。どの位物持ちが良いかというと、小学校の入学祝いでもらったデニムのジャンパースカートとついになっていたポシェットをまだ活用している(ジャンパースカートは流石に着れなくなった)。 そして、中学3年生頃から自身のサイズに変動がないということ。 物持ちが良い上に、サイズの変動が無いので、ただひたすらに洋服が増えていく。

サンローランのスカーフ

祖母からもらったサンローランのスカーフ。これを巻くといろんな人に褒められるので気に入ってます。 このタイプのスカーフなら使いこなせる気がして、追加購入しました。 サンローランの幾何学模様シリーズはたぶん70年代ぐらいだと思うのですが、古いのと、スカーフ自体の人気がないせいか激安です。 購入ルール:ワードローブのメインカラーである黒が入っているもの。 やってみたコーデ スカーフ サンローラン カシミヤカーディガン プラダ (虫くい複数) 黒パンツ ユニクロ バッグ JM

お手本にしてるオシャレさんたち

備忘録がわりに。 自分より年上の人や同世代のファッションや生き方が気になる。 有元葉子 むだな肉がついてない体型含め、洗練されたミニマリズムを感じさせるところが好き。痩せてる料理研究家は世界100不思議の一つ。 大橋歩 90年代に代官山で見かけた時からファンなんだけど、こんなこと言ったら失礼かもしれんけど、大橋さんの服、わたし全然似合わないんだよなぁ、めちゃくちゃ老ける。辛口エッセイが好きでよく読んでた。(過去形…?) マーガレットハウエル こないだ試着したら鏡越

お洒落について考える

昔からファッション雑誌が大好きで、それはファッションというよりも様々な文化的情報がファッション的に編集された雑誌という媒体と、文字を読むことが大好きだったから。学生の頃はメンズファッション誌もレディースファッション誌も全てに目を通していました。ほとんど立ち読みばっかりだったのだけど、自分で買って集めていたのはSTREETという海外のファッションショー会場などで撮影されたスナップだけを集めた雑誌と、マガジンハウスがかっこよくてGINZA、ポパイ、ブルータス、あとは装苑、それに当